小田急電鉄
みなさんの一枚がカレンダーになった。

小田急カレンダーフォト作品募集 受賞作品発表

Congratulation & Special Thanks テーマ「季節を走るロマンスカー」

2015年6月より、弊社が開催いたしました「小田急カレンダーフォト作品募集」にご応募いただいた作品の中から、最優秀賞1作品、優秀賞12作品を「小田急ロマンスカーカレンダー2016」の表紙・各月に採用させていただきました。このような季節感あふれるカレンダーを作ることができましたのも、多くのお客さまにご応募いただいたおかげでございます。ご応募いただきました皆さまに敬意を表するとともに、厚く御礼申しあげます。

小田急電鉄

第7回 小田急電鉄ロマンスカーカレンダー2016年 作品審査総評

第7回を迎えた今回は「季節を走るロマンスカー」のテーマで応募を募り、昨年を上回る多くの作品が寄せられました。豊かな四季の中を快走する小田急ロマンスカーの雄姿を表現した力作ぞろいで、レベルの高い審査になりました。

厳正なる審査の結果、13名の方が受賞の栄誉に輝きました。

大気感溢れる夕刻の富士山と、冬の残照に映えるMSEの荘厳な一瞬を捉えた12月の作品が最優秀賞に輝きました。

鉄道写真家 諸河 久

ODAKYU ROMANCECAR CALENDAR 2016 WINNERS

クリックすると審査員の講評をご覧頂けます。
最優秀賞 12月
  • 表紙
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 12月

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12月 最優秀賞「荘厳富士を背に」

副島 晋様

受賞作品講評
鉄道写真撮影で「日の出・日の入り」の時間帯は、フォトジェニックな光景が展開します。冠雪した荘厳な富士山を背景にして、山麓を走るMSEの流麗なフォルムに夕映えが輝きました。露出ワーク・色再現も秀逸で、計算された構図の中の偶発的な一瞬を切り取った作者のセンスを礼賛します。
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表紙「VSE離合」

澤村彰一郎様

受賞作品講評
「箱根登山鉄道線内の離合風景?」と見間違えたくらいにぴったりと顔を揃えたVSEに驚愕しました。ダイヤ上で特急同士がすれ違う駅間は想定できますが、本線の複線区間を快走するVSEの最前部と最後部がこのように見事にすれ違うなんて……。一瞬のシャッターチャンスをモノにされた撮影者に喝采を送ります。
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1月「出初式」

本田健司様

受賞作品講評
新年行事の一つが「消防出初式」です。そのクライマックスシーンは色素を付けた水の一斉放水で締め括られることが定番のようです。多摩川河川敷で挙行された出初式を前景に入れ、青空を背景に色とりどりの放水に煙るEXEを上手にフレーミングしました。1月の季語をアピールする作品です。
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2月「雪原を疾走」

菊池宗弘様

受賞作品講評
積雪はフォトジェニックな世界を演出してくれます。前日の降雪が止み、「雪晴れとなった雪原に真紅のLSEが浮かび上がる」このようなカラーコンセプトがバッチリ決まっています。凍てついた山道を登坂して、スケールの大きい作品に仕上げた撮影者の「カメラマン気質」にエールを贈ります。
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3月「春風吹く」

北川 治様

受賞作品講評
三月といえば菜の花の季節です。今年の菜の花畑とロマンスカーの組み合わせは秀逸でした。前景にたっぷりと菜の花畑をおいて、イエローの世界から逃避したい目線を後景に逃がしています。そこには清涼飲料のような爽やかなシルキーホワイトのVSEの存在があります。偶然ではない計算されたフレーミングの妙を感じます。
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4月「春爛漫」

小崎敬司様

受賞作品講評
満開の桜とのコンビネーションは季節表現の代表的なモチーフになっています。低感度のカラーフィルム撮影では、この作品のように高速シャッターと深い絞りを設定することが不可能でした。桜花の華麗な質感とMSEのメタリックブルーの印象がとても美しい作品です。
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5月「グリーン・ロード」

矢内孝太様

受賞作品講評
新緑の木々からこぼれる初夏の日差しを上手に再現しました。EXEと新緑の配色がベストマッチで、その輝く車体は華やかなデビュー当時を彷彿とさせてくれます。超広角レンズの歪曲特性を生かした「流し撮り」のテクニックが素晴らしく、撮影者の技量の高さを誇示した作品です。
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6月「蒼い時間」

樋口 聡様

受賞作品講評
まさに梅雨の時期の蒼い世界に引き込まれていくような、季節感に溢れた作品です。酒匂川橋梁上のVSEを包み込むような紫陽花のフレーミングワークが個性的です。高画質・高感度撮影設定が可能なデジタルカメラならではの作品で、VSEのシルキーホワイトも藍色のイメージに染められました。
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7月「僕の夏休み」

早坂利幸様

受賞作品講評
閑散とした片瀬江ノ島駅のホームに停車するMSEと、小さな小田急ファンの対峙がテーマの作品です。ちびっこカメラマンが「お母さん、一枚撮るまで待っててね」そんなセリフが聞こえてきそうな微笑ましいひとコマです。
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8月「夏が来た!」

井手芳男様

受賞作品講評
青い空に沸き立つ積乱雲とEXEを上手に組み合わせ、ダイナミックな作品に仕上げました。広角レンズで夏空を大きく取り入れ、酒匂川橋梁をぎりぎりに切り取る大胆なフレーミングが功を奏しました。先頭車両もベストの位置でシャッターが呼応し、適切な露出ワークともども夏の季節を感じる逸品です。
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9月「豊穣の小田急線を往く」

山内克明様

受賞作品講評
実りの秋を端的に感じる作品です。豊穣感に溢れた稲穂を前景に大きく取り入れ、列車を遠景に据えた構図が見どころです。稲穂のイエローとLSEのバーミリオンオレンジのカラー対比が魅せてくれます。少し夏っぽい青空が9月に相応しい大気感を醸成しています。作画センスに非凡なところがある秀作です。
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10月「秋の気配」

村松昭二様

受賞作品講評
秋を象徴する被写体の代表的なものが紅葉ですが、線路端に茂るススキも季題に相応しい被写体です。半逆光のライティングワークでススキの穂を光らせ、超望遠レンズでMSEの迫力を強調。単線区間の御殿場線でなければ味わえない雰囲気を上手に伝えています。鉄道写真の楽しさを存分に味わえました。
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11月「秋の輝き」

神宝啓孝様

受賞作品講評
桜花と同様に紅葉の撮影も天候にその成否が左右されます。晴天日のトップライトを利用して紅葉の質感を上手に描写した作品です。全く無駄のないフレーミングワークで絵柄を構成し、築堤上を走るLSEをタイトなシャッターチャンスの中、ベストポジションで捉えています。撮影者のカメラアイに賛辞を送ります。
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