小田急電鉄
みなさんの一枚がカレンダーになった。

小田急カレンダーフォト作品募集 受賞作品発表

Congratulation & Special Thanks テーマ「季節を走るロマンスカー」

2016年6月より、弊社が開催いたしました「小田急カレンダーフォト作品募集」にご応募いただいた作品の中から、最優秀賞1作品、優秀賞12作品を「小田急ロマンスカーカレンダー2017」の表紙・各月に採用させていただきました。このような季節感あふれるカレンダーを作ることができましたのも、多くのお客さまにご応募いただいたおかげでございます。ご応募いただきました皆さまに敬意を表するとともに、厚く御礼申しあげます。

小田急電鉄

第8回 小田急電鉄ロマンスカーカレンダー2017年 作品審査総評

今回は「季節を走るロマンスカー」のテーマで応募を募りました。昨年を上回る多数のA4やB4サイズにプリントされた作品が寄せられ、ハイレベルな審査になりました。厳正なる審査の結果、13名の方が受賞の栄誉に輝きました。

桜花爛漫のフィールドを駆けるVSE。そのスピード感とフォルムの美しさを的確な撮影技量とカメラアイで捉えた表紙の作品に最優秀賞を贈ります。

鉄道写真家 諸河 久

ODAKYU ROMANCECAR CALENDAR 2017 WINNERS

クリックすると審査員の講評をご覧頂けます。
最優秀賞 表紙
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月

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表紙 最優秀賞「VSE、格調高く」

小林 拓 様

受賞作品講評
フレームの中に大胆に取り入れたVSE。シルキーホワイトの美しいフォルムに視線が行きました。そのスピード感を強調するため、きっちり決まった流し撮りのテクニックを見せてくれました。カレンダーのテーマである季節感も、背景に桜花を配置し「春」の季題をアピールした最優秀作です。
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1月「日本の美」

野渡 優弥 様

受賞作品講評
お正月の初夢は「一富士…」で始まります。新年の慶事に相応しい冠雪の富士山と山麓を走るMSEを上手にフレーミングしました。富士山の描写もさることながら、フェルメール・ブルーの車体色を忠実に再現された露出ワークと、的確なシャッターチャンスに喝采を送ります。
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2月「春が来た!」

山田 裕康 様

受賞作品講評
2月の季題は梅花です。遠くから漂ってくる梅の香りは鮮烈で、春の息吹を感じさせてくれます。花自体は小振りで描写が難しい被写体ですが、冷気に満ちた背景の青空にからめた梅の枝振りのコンビネーションが絶妙です。走ってくるVSEと梅花が対話を交わしているかのような雰囲気を醸し出しています。
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3月「澄んだ春に」

布施 剛 様

受賞作品講評
前景に配置した見事に咲き誇る菜の花のイエローと、鮮烈なMSEのフェルメール・ブルーのカラーコンビネーションが春を主張します。レールラインの配置と青空のコンポジションに作者のセンスの良さが伺えます。残雪の山々に風の冷たさと、菜の花の香りを感じる作品です
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4月「桜と菜の花のお出迎え」

宮田 直之 様

受賞作品講評
桜花に恵まれた沿線を擁する小田急ならではの作品です。多摩川、酒匂川、そしてこの相模川と、主な河川に架かる橋梁には、堰堤に植えられた桜花が彩りを添えてくれます。シャッターチャンスが難しいトラス構造の相模川橋梁。MSEをベストポジションで切り撮りました。
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5月「旅の語らい」

渋谷 大輔 様

受賞作品講評
「新緑萌える薫風の中をLSEが快走」こんなキャッチコピーを具象化したような秀逸な作品です。流し撮りはスローシャッターになるほど周辺の流れ具合が増して、スピード感が強調されますが、車体へのシンクロ率も低下しがちです。作者の秀逸な流し撮りのテクニックに敬意を表します。
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6月「紫陽花の郷を往くEXE」

今國 朗 様

受賞作品講評
6月といえば梅雨です。それを象徴する被写体が紫陽花です。毎年寄せられる紫陽花を絡めた作品からは、湿度と蒸し暑さを感じました。今回の紫陽花とEXEの作品は、咲き誇る紫陽花が主題になっています。画面の半分を紫色に染めたフレーミングと撮影センスに拍手を送ります。
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7月「四十八瀬に寄り添って」

神宝 啓孝 様

受賞作品講評
蒼い夏空と清流がこの作品のコンセプトになっています。背景の深いグリーンにはバーミリオン・オレンジのLSEが良くマッチしています。広角レンズが持つ歪みを感じさせないナチュラルなフレーミングに注目しました。清流の白い飛沫から背景の暗部まで、難しい露出ワークを見事にクリアしています。
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8月「でっかい夏」

井手 飛翔 様

受賞作品講評
夏を代表する向日葵を大胆にフレーミングしました。背景の曇り空が、けだるい夏の一日を連想させてくれます。レンズの絞りを一杯に絞り、被写界深度を深くしてLSEのサイドビューを描写しています。向日葵の茎と葉を用いて列車の後部を上手に処理しています。
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9月「稔りの季節へ」

饗庭 正志 様

受賞作品講評
実りの秋を実感する作品です。8分ほど実った稲穂の黄緑色を前景にして、中央に置いたVSEのシルキーホワイト色と、夏の表情を少し残した青空の色彩とを対比させ、秋をテーマに据えたカラー配色がとても素敵です。稲穂の匂い、涼しい風、ロマンスカーが押しのけるような大気を感じます。
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10月「コスモスと青」

室伏 智行 様

受賞作品講評
コスモスは秋を代表する花の一つです。群生するコスモスとMSEの組み合わせが、この作品の基本的なコンセプトになっています。コスモスを前景に取り入れ、背景に秋空を配した手堅いフレーミングワークです。大気感を強調するために、大きく秋空を取り入れました。雲の表情がとても素敵です。
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11月「紅葉の道を行く」

樋口 聡 様

受賞作品講評
赤く色づいた紅葉、秋を表現するメインアイテムです。左側に紅葉を大きく取り入れ、右下にMSEを配した大胆なフレーミングです。シャドー部に輝く前照灯がMSEの存在を主張しています。曇り日の柔らかいライティングを上手に利用し、季節感を描写したセンスが光ります。
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12月「Mirror Mirror」

矢内 孝太 様

受賞作品講評
クリスマスイルミネーションとシルキーホワイトのVSEがガラス壁面に映える、ファンタジーな作品です。デジタルカメラでなければ撮り得ない撮影技法と反射効果を、見事なフレーミングワークと露出ワークで表現しています。フィルターワークによって光輝感も強調されています。
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