当社では、文化学園大学 現代文化学部 国際文化・観光学科との2013年度から産学連携プロジェクトを実施しており、2016年度の施策として「訪日外国人向け 新宿エリアPR企画」を実施しました。

このプロジェクトは、日本最大のターミナル駅である「新宿」をフィールドとして、海外から日本に訪れる外国人旅行者が今後さらに増加することを見据えて、国際観光学を学ぶ学生や外国人留学生の視点・アイデアを生かしながら、外国人旅行者に新宿エリアを楽しんでもらうためのPR施策を企画・検討するものです。

【テーマ】外国人旅行者に新宿エリアを楽しんでもらうための、PR施策の企画提案

内容:ヒアリング等により外国人のニーズを調査し、外国人旅行者に対して新宿エリアの魅力を伝えられるスポットを盛り込む。基本は行程1日で楽しめる内容とし、ターゲットは、中国・台湾・タイ・マレーシア・フィリピン、オーストラリア、インドネシア等を想定。

方法:マップ、モデルコース、カテゴリ別のスポット紹介など学生が自由に検討。

経過・結果:学生たちは2016年6月から新宿エリアの旅行ガイドブックや訪日外国人向けのパンフレットなどを収集して内容を分析し、文化外国語専門学校の外国人学生にインタビューを行うなど訪日外国人のニーズ調査を行いました。

その後、新宿エリアでのフィールド調査を踏まえ、7月末に中間プレゼンテーションを行い、新宿を迷宮に見立てロールプレイングゲーム仕立てで回遊してもらう「新宿クエスト」、日本各地の郷土料理の飲食店を紹介する「新宿でご当地グルメ!」の2案を提案しました。採択された「新宿クエスト」をさらに深堀し、実現可能性を高め企画にまとめたものを10月に提案しました。

文化外国語専門学校の留学生にインタビューを行った結果「新宿は迷いやすい」という意見が多くありました。そこで、迷いやすい新宿をダンジョン(迷宮)に見立てて外国人にも人気のRPGスタイルに盛り込むことで楽しめるツアーを企画しました。

西口は高層ビルが多くビル風のイメージで『風の迷宮』、東口は歌舞伎町のネオンなどきらびやかなイメージがあるので『光の迷宮』、新宿御苑など緑が多いエリアは『森の迷宮』など新宿をエリア(カテゴリー)に分け、冒険と探検するように楽しみながら歩くことができる企画としました。

この企画は、「今から100年後の2116年の未来、そこでは文字を奪う怪物“モジバク”の力によって世界が混乱に陥っていた。旅行者はモジバクの暴走を止めるために2016年の新宿にタイムスリップしておりたった主人公となって“森の迷宮(新宿御苑周辺)”、“風の迷宮(新宿高層ビル街周辺)”、“光の迷宮(歌舞伎町周辺)”を探索し、モジバクに奪われた文字を奪い返し、未来の平和を取り戻す」というロールプレイング仕立てのユニークなマチ歩き企画です。

企画メンバー

文化学園大学現代文化学部 国際文化・観光学科 2・3年生合同チーム

3年生

藤原 大空(リーダー)
明村 沙来
池田 真由
加藤 瑛涼薫
斎藤 奈菜
齋藤 梨花
佐野 由佳
治井 香乃
前田 拓哉
山内 樹梨華

2年生

CHIU JOUCHIA(キュウ ジュウカ)
石 羽青(セキ ウセイ)
朴 志永(パク ジヨン)
YE XIAOYAN(ヨウ ショウエン)
LAI HSIAOHAN(ライ ショウハン)