大山の歳時記

豊かな四季の風景を魅せる大山。その移ろいに促されるように、季節ごとにさまざまな伝統行事や新しい催しが行われ、私たちを五感で楽しませてくれます。

2015年

1月

元旦
初日の出・初詣
7日
筒粥神事(大山阿夫利神社下社) *A

2月

3日
節分祭(大山阿夫利神社下社)
28日
五壇護摩(大山寺) *B

3月

第2日曜
大山登山マラソン大会
第3土曜日曜
大山とうふまつり *C

4月

上旬
樹齢400年 大山桜の見ごろ

5月

上旬
春の新緑
第4日曜
酒祭(大山阿夫利神社下社)

6月

30日
夏越大祓・疫神祭(大山阿夫利神社下社)

7月

27日(~8月17日)
夏山開き

8月

14~16日
涼・大山の夏 光の競演
27~29日
秋季例大祭(大山阿夫利神社) *E
28日
大山神事能

10月

上旬
火祭薪能(大山阿夫利神社社務局) *F

11月

上旬
大山菊まつり
8日(~12月8日)
大山寺もみじ祭
中旬~下旬
紅葉の見ごろ

12月

冬至
星まつり(大山寺) *G
28日
師走大祓・鎮火祭(大山阿夫利神社下社)
大晦日
除夜の鐘(大山寺)

*A|筒粥神事(つつがゆしんじ)

大きな釜で粥を炊き、その中に筒を入れ、筒の中に入った米粒・小豆の入り具合でその年の農作物の豊凶作を占う神事。毎年1月7日に行われます。神事後に、神主が占いの結果を参拝者に解説し、後日印刷された筒粥表は農業に従事する方々へ配布。かつては農家にとって、作付けの際の目安になっていたと言われています。

筒粥神事

*B|五壇護摩(ごだんごま)

毎年2月28日、本堂の5つの護摩壇すべてに火を入れ、大きく炎をあげて行われる特別な祈祷。そもそも護摩祈祷とは、弘法大師により伝えられた真言密教秘伝の修法で、お不動様の前で、煩悩の象徴である護摩木を米、お香、漢方薬、油などと一緒に燃やし、厄や災いを払い願望を清めて、大願成就をお願いします。護摩祈祷は毎日行われていますが、五壇護摩は1年に1度のみで、日本で唯一大山寺だけがその修法を今に残しています。

五壇護摩

*C|大山とうふまつり

1991年より行われている、大山名物のとうふを身近に感じていただけるお祭りです。直径4mの大鍋「仙人鍋」でつくる薬草入りの湯どうふの振る舞いや手づくりとうふの体験など、古くから人々に愛されてきた大山の味を堪能できます。

大山とうふまつり

*D|夏山開き

300年以上続いていると言われる山開きの儀式。かつて大山山頂の大山阿夫利神社本社への登拝は、夏山期間(7月27日~8月17日)に限られ、それ以外は山頂へと続く登拝門は固く閉ざされていました。7月27日の山開き式では、元禄年間から門の鍵を管理してきた大山三大講の1つ「お花講」によって扉が開けられるのが、今も習わしとなっています。現在では、夏山期間の週末に、参道を大小の灯ろうが彩り、関東平野を望む夜景へといざなう夏祭り「涼・大山の夏 光の競演」が全山一体で開催されます。

夏山開き

*E|秋季例大祭

夏山期間が無事終了したことを感謝する、明治初年から行われてきた伝統行事。27日は、中腹の大山阿夫利神社下社にて神様に御輿へお移りいただき、祭りが行われる3日間、社務局にて町内をお守りいただきます(通称「お下り」)。28日には祭典が行われ、奈良春日大社の社家から伝授された倭舞(やまとまい)・巫女舞(みこまい)が奉納。翌29日は通称「お上り」が行われ、行列が山を登り、神様に下社へお戻りいただいて、祭りが終了します。

秋季例大祭

*F|火祭薪能(ひまつりたきぎのう)

300年以上にわたって大山に継承され、市の重要文化財にも指定される神事芸能。戦禍でやむなく中断されましたが、1981年、関係者の尽力により、大山阿夫利神社社務局にある能楽殿を舞台に再興。今日に至ります。かがり火に照らされながら、織りなされる厳かな舞の世界に、毎年多くの人が酔いしれます。

火祭薪能

*G|星まつり

冬至の日に、巡り来る九星をお祈りして来年の運勢を占う行事です。凶のときは厄を祓い、吉のときはよりよい年になるようにお祈りします。