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多摩丘陵の北東縁に位置する生田緑地とその周辺を巡るコースで、社寺、遺跡、古民家などや、これらを囲む雑木林とそこに住むさまざまな生き物など身近な自然とふれあうことができます。多摩丘陵は、関東山地の東麓から三浦丘陵に至る間の丘陵であり、約200万年前から1万年前までに堆積した地層からなっています。関東地方においては最も高い位置にある段丘といわれていますが、河川によって侵食が進み、なだらかな起伏に富んだ丘陵になっています。かつては緑で覆われていた多摩丘陵も、今では都市化の進行により緑が少なくなってしまいましたが、丘陵地帯に残された緑地は首都圏の重要な「緑のベルト地帯」となっています。生田緑地もそれらを構成する良好な自然環境を有しています。コース最高点の枡形山の頂上から多摩川や武蔵野台地などの眺望を楽しむことができます。
![]() 枡形山に至るこの坂は、シイ、カシなどが生い茂り昼間でも暗かったことから「くらやみ坂」と呼ばれてきましたが、今は周辺が開発されて明るくなっています。
鎌倉時代の山城・枡形山への上り口であることから、武士たちが戦のたびに、この坂を駆け上ったといわれています。
枡形山の北側の麓にあり、承和年間(834年〜848年)に慈覚大師によって開かれた後、鎌倉時代に稲毛重成によって中興されたといわれています。境内にはたくさんの花木がありますが、早春に咲くコブシは有名で多くの人が見物に訪れています。
![]() オカタツナミソウ この辺りの雑木林の林床では、オカタツナミソウ、ナルコユリ、ヤマホトトギスなどの草花が生育しています。
![]() 谷間の探勝路には湧水が見られ、湿地特有のハンノキ林があります。多くの湿地が開発されて消失してしまったため、今ではハンノキ林は少なくなりました。また、ツリフネソウやミヤマシラスゲなど湿地特有の植物が生育しています。
![]() 川崎市に寄贈された故岡本太郎氏の作品などが展示されています。
休館日 月曜(平日の場合)、祝日の翌日(土・日は開園)、年末年始 開館時間 9:30〜17:00 入場料 一般500円、大学生・高校生300円、中学生以下・65才以上無料 電話 044-900-9898 ![]() 生田緑地や多摩川の自然に関する資料を公開している展示室や天体観測室、プラネタリウムがあり、観察会など各種催しも実施しています。近くにはD51機関車が展示してあります。ここにはトイレがあります。
休館日 月曜(平日の場合)、祝日の翌日(土・日は開園)、年末年始 開館時間 9:30〜16:45 入場料 展示室・天体観測室は無料、プラネタリウム一般200円、大学生・高校生100円 電話 044-922-4731 ![]() 東日本の代表的な古民家を集めた野外博物館です。昭和39年から移築・復元が開始され、園地の整備が進められてきました。現在は国の重要文化財に指定されている7棟の古民家をはじめ、歌舞伎舞台(国重要有形民俗文化財)や町屋・馬宿・船頭小屋などが移築されています。
休園日 月曜(平日の場合)、祝日の翌日(土・日は開園)、年末年始 開園時間 9:30〜16:30 入場料 一般500円、大学生・高校生300円、中学生以下・65才以上無料 電話 044-922-2181 ![]() 枡形山展望台は生田緑地で最も高いところにあり、晴れた日には富士山や丹沢山系などの山々、都心の高層ビルや横浜ランドマークタワーなどの眺望が楽しめます。枡形山(標高84m)は東西130m、南北80mの平坦地で、四方が断崖に囲まれていて枡の形に似ていることから名付けられたらしく、鎌倉時代の稲毛重成の居城があったところで、枡形城址の碑があります。ソメイヨシノの大木が多く花の咲く時期はたいへんにぎわいます。ここにはトイレがあります。
![]() タマノカンアオイ この辺りでは、ヤマユリ、オオバギボウシなどの草花を見ることができます。また、花は地味ですが多摩丘陵で発見されたことによって名付けられたタマノカンアオイも生育しています。
![]() 飯室山の北麓には32基の横穴墓が群集しています。出土品や横穴墓の形態などから7世紀中ごろから後半にかけて築造された集団の家族墓や一族の墓と考えられています。江戸時代の『新編武蔵風土記稿』や『江戸名所図会』でも紹介されています。
![]() 生田緑地には、コナラやクヌギの雑木林があります。薪や炭が燃料として使われていた時代には定期的な伐採や下草刈りなどによって維持されていましたが、今では手入れが行き届かなくなったため、自然林であるシラカシなどの照葉樹林へと代わりつつあります。この雑木林を歩くと、さまざまな野草や昆虫、野鳥などを見ることができます。
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向ヶ丘遊園駅(枡形山)コース