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鶴見川水系の麻生川とその支流の片平川に囲まれた樹林地、そして麻生川のサクラ堤を巡ります。かつては緑で覆われていた多摩丘陵も、都市化の進行により大きく風景が変わりましたが、ここで訪ねる葉積緑地と柿生緑地やその周辺には、まだまだまとまった緑が残されていて、ほっと一息できる身近な自然にふれあうことができます。 ![]() 柿生緑地には雑木林、マダケ、モウソウチク、サクラやスギなどの川崎市の保存樹木があります。また、緑地に向かう切り通しには、関東ローム層の一つである多摩ローム層が露出しているのを見ることができます。多摩ローム層は20〜40万年位くらい前に八ヶ岳や箱根山が噴火したときにその灰が積もったもので、褐〜灰褐色をしています。
![]() イヌタデ 雑木林の周辺の草原に紫の絨毯のようにイヌタデが咲いています。イヌタデは農耕の伝来とともに帰化したといわれ、畑地、路傍、空き地など至るところに生育しています。イヌは「偽物」とか「役に立たない」などの意味がありイヌムギ、イヌホウズキ、イヌワラビも同じように名付けられた植物です。
![]() ツリガネニンジンは太くて白い根があり、これを朝鮮人参の根に例えて名付けられました。夏期に刈り取られても速やかに葉を再生し、地上部を回復させる刈り取り草原に適応した植物です。若芽はトトキと呼ばれ食べられます。
![]() 山のお寺といった雰囲気を持つこの寺は、1520年に柿生から現在地に移されました。仁王門左手の古風な建物は開山堂兼衆寮といわれ、明治時代には村民の教育のために手習所として使われました。境内には典座和尚と道元禅師の銅像と大太鼓があり、本堂の裏には梅林があります。
![]() 住宅街の歩道にユリノキの街路樹があります。街路樹は四季折々の身近な緑とのふれあいや車両の誘導、住宅街との遮蔽などいろいろな役割を担っています。ユリノキは花がチューリップによく似ているのでチューリップ・ツリーとか、葉が「半纏(はんてん)」の形をしているのでハンテンボクとか呼ばれることもあります。
![]() ノハラアザミは「ロゼットを持つ草」の一つで、冬から春までロゼットで生育し、初秋に茎を伸ばしピンクのかわいい丸い花を開花します。アザミは5月〜8月に開花しますが、ノハラアザミの開花は8月〜11月です。ロゼットとは、「小さなバラ」という意味で、風の影響を避けながら十分な光を受けられるように葉を地面にぴったりと貼り付けて冬越しする多年草の姿を言います。春に種子から発芽する一年草と比べると、有利に成長することができます。
![]() この地域には、柿生の地名にふさわしく柿の木が目に付きます。甘い果肉を持つ小粒のカキは禅寺丸とい言い、今ではあまり食べなくなりましたが江戸時代には大量消費されていました。これまで日本各地にあった柿はすべて渋柿であり、この禅寺丸柿は日本で最初の甘柿(※不完全甘柿)ということになります。
![]() 区画整理事業で整備された住宅地の中にあり、造成前の雑木林をそのまま生かした約2haの緑地公園です。緑地内は平坦な広場や子供たちの遊具広場のほか、標高89mの小高い丘には、散策路や展望休憩所などが整備されています。
![]() 麻生川の両岸には、1969年に川崎市が護岸工事に併せて植えた250本の桜がしっかり育ち、今では約1.3kmの並木となっています。春には桜の花のトンネルとなり、多くの見物客でにぎわいます。また、コイやカルガモたちのかわいい姿を見かけることもできます。麻生川の源は麻生区の向原で、柿生駅の西で片平川と、その南で真光寺川と合流して、やがて鶴見川に流れ込みます。かんがい用水として重要で、その水を引くためにいくつもの堰があり、そこには水車が設置され、精米製粉に利用されていました。
![]() 麻生川沿いの歩道にシランが植栽されています。強健で乾燥にも耐えるランで、春から初夏にかけて可憐な紫色の花を咲かせます。その紫の花の色が和名となっています。また、地表直下に大きな塊茎(かいけい・バルブ)があり、昔から外傷薬として用いられてきました。
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柿生駅(麻生川)コース