新宿駅〜南新宿駅コース
新宿御苑周辺の緑と歴史を求めて
信州高遠藩内藤家江戸屋敷跡地を整備し造られた新宿御苑の周辺に点在する、内藤家ゆかりの歴史ある寺社や四季の緑を巡るコースです。
コースのご案内
このコースは、信州高遠藩内藤家江戸屋敷跡地を整備し造られた新宿御苑の周辺に点在する、内藤家ゆかりの歴史ある寺社や四季の緑を巡るコースです。かつてこの周辺は、甲州街道、青梅街道、鎌倉街道が交差する要衝の地であるとともに、江戸庶民に命の水を供給した玉川上水道整備の歴史の跡でもあります。この地は江戸四宿の一つ内藤新宿と呼び称され、五街道の一つ甲州街道の宿場町として繁栄してきました。また、内藤新宿は新宿追分けとも呼ばれ、内藤家菩提寺である大宗寺門前が成木街道(青梅街道)と甲州街道の分岐点となっていました。甲州街道は軍事的意味合いが強く、江戸城有事の際、将軍の退路、西国大名の抑えの役割を担っていました。小仏峠の関所、八王子の千人同心、四谷の大木戸はいずれも軍事的な必要性で設置されたものですが、江戸幕府泰平の世になった1792年には大木戸は撤去されました。現代も繁栄を続けるこの地は、新宿御苑の広大な緑地が江戸時代の武家社会の繁栄を垣間見せる地でもあります。
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みどころ
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太宗(たいそう)寺
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焔魔堂

浄土宗の寺院で、信州高遠藩内藤家の菩提寺となっています。内藤家四代目、正勝が1628年(寛永6年)に没し、初めて太宗寺に埋葬され、以後歴代の墓所となっています。この寺は当時内藤新宿のはずれにあったことから、参詣者でにぎわい、境内にある閻魔(えんま)像と奪衣婆(だつえば)像、江戸六地蔵の一つの銅造地蔵菩薩坐像は有名となり、内藤新宿の名所となっていました。当時は焔魔(えんま)堂、不動堂、地蔵堂、観音堂、鐘楼、弁天堂がありましたが、本堂改修に伴い焔魔堂と不動堂を残すのみとなりました。

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新宿御苑散策路
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新宿御苑散策路

イチョウ
イチョウ

新宿御苑北側に、新宿門から大木戸門までの延長500mの遊歩道があります。イチョウ、ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの大木は、新宿トンネル工事の際に極力残すよう配慮されたもので、秋にはイチョウの黄葉が絨毯のように広がり、幻想的な景観となります。また、散策路と並行して走る道路の位置には、玉川上水が流れていました。散策路の終点である大木戸門入り口東側には、高遠藩内藤家に因んだ「高遠(たかとう)小彼岸桜(こひがんざくら)」が植えられています。

新宿御苑: 開放時間:9:00〜16:30
閉鎖日:毎週月曜日・年末年始
イチョウ: イチョウ科イチョウ属/中国原産の落葉高木/室町時代から各地に植えられた/葉は扇形で、葉脈は平行脈/実の「ぎんなん」は食用として広く使われている
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四谷大木戸門跡・玉川上水水番所跡
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四谷大木戸跡碑

玉川上水は、多摩川村の羽村堰で取水し、四谷大木戸まで約40kmの用水路で、江戸庶民の飲料水はもとより、武蔵野台地の新田開発に利用されました。この場所に設けられた水番所で水量調整された後、大木戸門から地下に潜り江戸市中に石樋・木樋などの水道管で配水されていました。江戸幕府は江戸城下から出発する主要街道の出口に木戸番所を設置し、人や物資の監視を行いましたが、甲州街道口には1616年(元和2年)に、道の両脇に石垣を築き木戸を造った四谷大木戸門が設けられました。1959年(昭和34年)、地下鉄丸ノ内線工事の際に発見された玉川上水の石樋を使って、大木戸跡碑が造られ設置されています。

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4
多武峯内藤神社
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多武峯内藤神社

テイカズラ

テイカカズラ

この神社は、江戸初期、内藤清成が屋敷内の地(新宿御苑内)に家祖である藤原鎌足公を祀り、内藤神社を草創したことに始まります。1590年(天正18年)の徳川家康の江戸入府に際して、功績のあった内藤清成に白馬で一周できる範囲の土地を与えたという伝承に基づき、1815年(文化12年)に建立された駿馬(しゅんめ)塚と白馬堂があります。

テイカカズラ: キョウチクトウ科の常緑つる性木本/5月〜6月に芳香のある白い花を咲かせる/茎から気根を出して樹木に付着する
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5
鉛筆の碑
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鉛筆の碑

日本での鉛筆発祥の地がこの場所です。佐賀藩出身の眞崎仁六(まさきにろく)は、1887年(明治20年)に「眞崎鉛筆製造所」(現・三菱鉛筆株式会社)を設立。創業時は、玉川上水の分水である渋谷川の水を利用した水車を動力源として、鉛筆の製造を始めました。30年後、品川区東大井に移転するまでこの地で製造していました。

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6
都立明治公園(国立競技場脇)
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都立明治公園(国立競技場脇)

ウメモドキ
ウメモドキ

国立競技場の西側、外苑西通りに接する緑地部分と神宮球場がある神宮の森に囲まれた面積5.7haの公園です。この公園は、国立競技場が東京オリンピックのメイン会場に決まった際、整備されたもので、ケヤキ、クスノキ、アキニレ、ネムノキ、モミジなどのほか、四季折々に楽しめる花木が植栽されています。また、緑地内には、クーベルタンや加納治五郎など、オリンピックゆかりの人物の碑があります。

ウメモドキ: モチノキ科の落葉低木/秋に真っ赤な丸い実をつける/名前の由来は、葉がウメの葉に似ていることから
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瑞圓(ずいえん)寺
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観音坂

高雲山瑞圓寺は曹洞宗の寺院で、梅林や多くの樹々に囲まれ落ち着いた佇まいをしています。境内には1720年に安置された2基の庚申塔があり、天邪鬼(あまのじゃく)を踏まえた青面金剛のほか、日月・三猿が彫られています。また、いずれの側面にも稲穂をくわえた狐が彫られ稲荷信仰が表現されています。

観音坂: 瑞圓寺の北側の坂は観音坂と呼ばれ、聖輪寺にあった行基作、如意輪観音像が坂の由来
榎坂: 瑞圓寺東側の坂は榎坂と呼ばれ、空襲で消失した樹齢800年のエノキの巨木に由来
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8
鳩森八幡神社
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鳩森八幡神社

千駄ヶ谷一帯の総鎮守となっていた八幡神社(鳩森八幡神社)は、860年(貞勧2年)に慈覚大師が、村民の懇請によって神功皇后・応神天皇・春日明神などの御尊像を作り添え、正八幡宮として崇敬し奉ったと伝えられます。江戸名所図会によれば「この地に瑞雲現じ 白気降り 白鳩数夛西をさして飛び去れり その霊瑞を称し鳩の森という」とあります。緑豊かな境内には、立派なイチョウの大木のほか富士塚や能楽殿、将棋堂などがあります。

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国立能楽堂
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国立能楽堂

クスノキの街路樹に囲まれた閑静な住宅街の一画にある国立能楽堂は、能、狂言を演じ鑑賞できる本格的施設として1983年(昭和58年)に竣工しました。樹齢400年の尾州檜を床材に使用した能舞台を持つホールで、定例公演、普及公演、企画公演などが月4日間公演されています。

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