一般公募から選ばれたフォト作品が四季を駆け巡るカレンダーに。 小田急ロマンスカーカレンダー ロマンスカーフォト作品募集 受賞作品発表 一般公募から選ばれたフォト作品が四季を駆け巡るカレンダーに。 小田急ロマンスカーカレンダー ロマンスカーフォト作品募集 受賞作品発表

テーマ
「季節を旅するロマンスカー」

2019年7月より、小田急電鉄が開催いたしました「ロマンスカーフォト作品募集」の中から、最優秀賞1作品、優秀賞12作品を「小田急ロマンスカーカレンダー2020」の表紙・各月に採用させていただきました。このような季節感あふれるカレンダーを作ることができましたのも、多くのお客さまにご応募いただいたおかげでございます。ご応募いただきました皆さまに敬意を表するとともに、厚く御礼申しあげます。

小田急電鉄

ODAKYU ROMANCECAR CALENDAR WINNERS 【11月】深秋の旅路 【表紙】朝日に輝くGSE 【1月】家路 【2月】春の息吹 【3月】水仙の咲く頃 【4月】春往来 【5月】新緑の中を走る 【6月】田園のある風景 【7月】空と共に 【8月】Summer Blueに映える 【9月】彼岸花の林を抜けて 【10月】台風一過 【12月】日入り果て

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第11回 小田急ロマンスカーカレンダー2020年 作品審査総評

新鋭GSEが2018年よりロマンスカーの代表として走り始め、四季を巡るGSEの活躍ぶりに注目しておりました。

今回も「季節を旅するロマンスカー」の募集テーマで作品を募りましたところ、四季の沿線情景を見事に織り込んだ力作が多数寄せられました。厳正なる審査の結果、13名の方が受賞の栄誉に輝きました。

「深秋の旅路」と題された作品は、御殿場に向かうMSEがモチーフです。大胆な構図の中に配置されたMSE。紅葉を描写する逆光のライティングワーク。微妙な露出ワークとシャッターチャンスをモノにした旅情溢れる11月の作品に最優秀賞をお贈りします。

鉄道写真家 諸河 久

【表紙】朝日に輝くGSE

饗庭 正志様

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【表紙】朝日に輝くGSE

饗庭 正志様

受賞作品講評

ロマンスカーのフラッグシップであるGSEのデビューは2018年でしたから、今年の応募には四季を駆けるGSE作品が数多く寄せられました。その中で注目したのが「朝日に輝くGSE」と題された一枚です。プロの写真家がイメージしたようなフレーミングワークと光輝感を強調した描写に魅せられました。表紙にふさわしい力感に富んだ作品です。

【1月】家路

樋口 聡様

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【1月】家路

樋口 聡様

受賞作品講評

ロマンスカーと富士山のコンビネーションは冬の風物詩です。御殿場線に乗り入れるMSE特急ロマンスカー「ふじさん号」の車窓には冠雪した富士山が広がります。空を大きく取り入れた構図に作者のセンスを感じました。「家路」という題名にふさわしい、夕日とともに富士山に見送られて帰京する雰囲気が描かれています。

【2月】春の息吹

中村 敦様

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【2月】春の息吹

中村 敦様

受賞作品講評

冬の名残の冷たい空気の中に、梅の香りがほのかに漂ってくる「春の息吹」という題名にぴったりの作品です。明るく輝くムーンライトシルバーのEXEαと梅の枝ぶりのバランスが絶妙で、早春のキリっとした大気を大きく取り入れたフレーミングに感心しました。シャッターチャンスも万全で、ロマンスカーをしっかり描写しています。

【3月】水仙の咲く頃

北村 仰以様

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【3月】水仙の咲く頃

北村 仰以様

受賞作品講評

沿線に咲く水仙がメインモチーフで、大胆な構図を創作した作者の感性に惹かれました。もう一つのテーマであるVSEもベストポジションに収まっています。前景の水仙の花と遠景のロマンスカー。両者の質感をパンフォーカスで表現しています。フィルムカメラ時代には考えられなかったデジタルカメラならではの作品です。

【4月】春往来

矢内 孝太様

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【4月】春往来

矢内 孝太様

受賞作品講評

小田急沿線には多くの桜の名所がありますが、相武台の桜並木は昨春、見事な満開を迎えました。GSEのメインカラーであるローズバーミリオンを包み込むように配置した、艶のある桜花のフレーミングとカラー対比が素敵です。それに加えて、群青の空が季節感を盛り上げて「春往来」の題名にふさわしい作品になりました。

【5月】新緑の中を走る

小澤 宏様

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【5月】新緑の中を走る

小澤 宏様

受賞作品講評

山紫水明の風景が連なる御殿場線の沿線は好撮影地の宝庫といえましょう。撮影されたMSE特急ロマンスカー「ふじさん号」は、四季折々の素晴らしい鉄道情景の中を走ります。「新緑の中を走る」と題されたこの作品は、御殿場線のトラス橋を渡るMSEのフェルメール・ブルーが酒匂川の川面に映えた瞬間を切り撮っています。

【6月】田園のある風景

石井 良二様

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【6月】田園のある風景

石井 良二様

受賞作品講評

畦道の園児たちが手を振る視線の先には、初夏の太陽に一瞬の輝きを見せるハーモニック・パールブロンズのEXEが快走します。季節感に溢れた微笑ましい一瞬をモノにした「田園のある風景」からは、子供たちの歓声が聞こえてくるようです。前景の田植えを終えた水田、背景の足柄山系が適切に構成された作品です。

【7月】空と共に

小杉 悟様

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【7月】空と共に

小杉 悟様

受賞作品講評

この「空と共に」は、展望席の前面ガラスに写り込んだ夏空が不思議な雰囲気と季節感を醸成しています。この企画で多くのVSE作品を拝見しますが、前面ガラスに写った空がテーマになった作品に初めて接しました。半逆光のライティングワークを上手に使って、ミラー効果を引き出した撮影テクニックと独創性に拍手を送ります。

【8月】Summer Blueに映える

宇田川 忠俊様

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【8月】Summer Blueに映える

宇田川 忠俊様

受賞作品講評

酒匂川橋梁を走るローズバーミリオンのGSEが夏空に美しく映えるシーンを的確にとらえました。列車の赤と深い青空の色彩から真夏の暑い大気が伝わってきます。いっぽう、前景に配置した清流が、冷えた飲料のように喉越しの涼しさを運んでくれます。「Summer Blueに映える」の題名にふさわしい季節感に富んだ作品です。

【9月】彼岸花の林を抜けて

山内 克明様

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【9月】彼岸花の林を抜けて

山内 克明様

受賞作品講評

秋季の植物はすすき、萩、コスモス、女郎花など多種にわたり、なかでも鮮烈な赤色をしている鶏頭や彼岸花(曼殊沙華)は、情景描写のモチーフとして多用されています。「彼岸花の林を抜けて」は大胆な構図の中に、群生する彼岸花と青空を色彩対比させた作品で、ムーンライトシルバーのEXEαが存在感をアピールしています。

【10月】台風一過

岩本 智臣様

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【10月】台風一過

岩本 智臣様

受賞作品講評

台風一過には、清められた空気が美しい夕映えを見せてくれます。その中をシルエットになった流麗なフォルムのVSEが走るという、題名にふさわしいロマンに満ちた作品です。ホリゾントを大きく取り入れたフレーミングが目を引きました。VSEの展望窓が背景に抜ける、その一瞬のシャッターチャンスを逃さなかった力量が光ります。

最優秀賞

【11月】深秋の旅路

齊藤 聡様

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最優秀賞

【11月】深秋の旅路

齊藤 聡様

受賞作品講評

御殿場線で活躍するフェルメール・ブルーのMSE特急ロマンスカー「ふじさん号」と、紅葉をモチーフにした作品です。紅に色付いた紅葉を大胆に取り入れた構図が秀逸でした。逆光のライティングワークや、微妙な露出ワークとシャッターチャンス。高い撮影技量のハードルをクリアした旅情豊かな「深秋の旅路」に最優秀賞をお贈りします。

【12月】日入り果て

三田村 裕様

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【12月】日入り果て

三田村 裕様

受賞作品講評

伊勢原界隈の沿線には、四季のフィールドワークが楽しめる好撮影地が点在します。「日入り果て」は、冬の夕暮れの情景の中を新宿に向かうVSEが走り去ります。ヘッドライトの光束が線路際のすすきの穂を浮かび上がらせた一瞬を切り撮りました。夕焼けに染まった山稜と雲のアンサンブルがとてもフォトジェニックな作品です。