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33●緊急ブレーキ装置 運転士に、体調の急変など不測の事態が発生した際にも安全を確保することができるよう、運転士が1分以上、加速やブレーキなどの操作を行わない場合には、非常ブレーキがかかるEB装置(運転士異常時列車停止装置)を導入しています。▷OTC(小田急型列車運行管理システム) OTCは、駅の信号機やポイントなどをコンピューターで自動制御するシステムです。1990年に全線への設置が完了しています。●閉扉時の安全対策 通勤車両は、閉扉時に物などが挟まることにより「11mm以上」の隙間が生じた場合、列車を運行することができないシステムになっています※。また、閉扉時に一時的に扉の圧力を弱める機能を順次設置し、扉に挟まれた際の事故防止を図っています。※通勤車両4000形、5000形を除く●運輸司令所 相模大野にある運輸司令所では、OTCを活用し、全線全列車の運行を24時間体制で管理しています。運輸司令所■■保守の取り組み●軌道・架線 終電から初電までの短い時間に行われる保守作業の効率化を図るとともに、精度を一層高めるため、高性能の大型保守作業車を積極的に導入しています。●車両 1,000両以上ある車両の検査を確実かつ効率的に行うため、一定の周期ごとに検査項目を定め、相模大野にある総合車両所と、喜多見・海老名にある検車区で、計画的な保守点検を実施しています。安全対策の強化2021●緊急ブレーキ装置 運転士に、体調の急変など不測の事態が発生した際にも安全を確保することができるよう、運転士が1分以上、加速やブレーキなどの操作を行わない場合には、非常ブレーキがかかるEB装置(運転士異常時列車停止装置)を導入しています。▷OTC(小田急型列車運行管理システム) OTCは、駅の信号機やポイントなどをコンピューターで自動制御するシステムです。1990年に全線への設置が完了しています。●閉扉時の安全対策 通勤車両は、閉扉時に物などが挟まることにより「11mm以上」の隙間が生じた場合、列車を運行することができないシステムになっています※。また、閉扉時に一時的に扉の圧力を弱める機能を順次設置し、扉に挟まれた際の事故防止を図っています。※通勤車両4000形、5000形を除く●運輸司令所 相模大野にある運輸司令所では、OTCを活用し、全線全列車の運行を24時間体制で管理しています。運輸司令所■■保守の取り組み●軌道・架線 終電から初電までの短い時間に行われる保守作業の効率化を図るとともに、精度を一層高めるため、高性能の大型保守作業車を積極的に導入しています。●車両 1,000両以上ある車両の検査を確実かつ効率的に行うため、一定の周期ごとに検査項目を定め、相模大野にある総合車両所と、喜多見・海老名にある検車区で、計画的な保守点検を実施しています。安全対策の強化2021鉄道部門

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