雨水の再利用

 大野総合車両所では、敷地内に雨水の貯水槽を設置し、2004年度から貯水された雨水を車両洗浄用に再利用しています。貯水量が一定量以下の場合は、井戸水を使用していますが、2009年度は、約5,120立方メートルの雨水を再利用しました。

中水の再利用

 喜多見検車区では、車両洗浄による排水を有効利用するため、中水設備を設けています。浄化された中水は、車両洗浄に再利用するほか、喜多見基地内や「きたみふれあい広場」のトイレにも再利用しています。2009年度は、約2,150立方メートルの中水を再利用しました。

ステンレス車体導入による環境負荷の低減

 1988年に走行を開始した1000形車両からステンレス車体を採用しています。ステンレスはさびにくいため、車体を塗装する必要が無く、定期検査時に使用される塗料(1両あたり約20kg)や塗装乾燥用の燃料(一両あたり約48立方メートル)を削減することができます。

 2009年度は、定期検査のステンレス車両が86両あったため、塗料が約1.7トン、燃料(都市ガス)が4,140立方メートル削減できた計算になります。

アグリス成城の企画・運営

 2007年5月、企業が持続して取り組める緑化活動として、成城学園前駅の駅前に総面積5,000m2、300区画の会員制貸菜園「アグリス成城」を開業しました。この施設は、従来、コンクリートがむき出しとなっていた線路上の覆蓋部に設置したもので、土や緑で覆われた菜園とすることで、ヒートアイランド現象の緩和にも寄与するものと考えています。

 「アグリス成城」は、東京都公園協会から、住みよい街づくりやヒートアイランド対策に優れた緑化事業について助成を行う、特定プロジェクト緑化支援事業に選ばれました。また、環境に配慮した土地活用方法が評価され、2007年10月に、(財)都市みらい推進機構の土地活用モデル大賞の審査委員長賞を受賞、2007年11月に、アーバンインフラ・テクノロジー推進会議、第19回技術研究発表会の環境・エネルギー部門で優秀賞を受賞しました。

アグリス成城
アグリス成城

ミネラルウォーター事業

 小田急箱根ハイランドホテルの敷地内で採れる天然水を「箱根の森から」として商品化し、小田急線各駅売店などで販売しています。日本では珍しい中硬水で、売り上げ1本につき1円を自然環境保全などのために箱根町に寄付しています。2009年度の寄付金額は、2,217,960円となりました。

ナチュラルミネラルウォーター「箱根の森から」
ナチュラルミネラルウォーター「箱根の森から」

お客さまに安全と安心を(安全報告書2010)