騒音・振動の低減

 車両・軌道の改良や防音壁の設置により、列車が走行する際の音や振動の低減に努めています。
 現在、新幹線を除く鉄道の騒音に関する環境基準は、法的には設けられていませんが、1995年に環境庁(現環境省)より指針が出されており、複々線化のように大規模な鉄道施設の改良を実施する場合は、「騒音レベルの状況を改良前より改善すること」とされています。
 すでに複々線化・連続立体交差化が完成している世田谷代田~和泉多摩川間では、さまざまな施策を実施した結果、事業開始前に比べて列車の走行音が低減しました。

列車走行音の変化(世田谷代田~喜多見間)

列車走行音の変化(世田谷代田~喜多見間)

( )内の着工前における等価騒音レベルは、いずれも「在来鉄道の新設又は大規模改良に際しての騒音対策の指針について」(1995年12月20日 環境庁)で示されている式を用いてピーク騒音レベルから換算した値

訴訟について

 列車走行に伴う騒音・振動に関する民事訴訟が2件提起されていましたが、このうちの1件については、2004年8月、ほとんどの原告の方々と和解に達しました。なお、残る1件については、東京高等裁判所において係争中ではございますが、今後も公共交通機関としての使命を全うするとともに、環境対策になお一層の努力を傾注し、沿線住民の方々にご理解いただけるよう、努めていく所存です。(2010年9月13日現在)

お客さまに安全と安心を(安全報告書2010)