「環境報告書2011」の公表にあたり

小田急電鉄株式会社 取締役社長 山木利満

小田急グループは、日々の業務を誠実に遂行することで、お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献し、社会とともに持続的に発展していくことが、当社の社会的責任(CSR)であると認識しています。

このCSR経営を推進する上で、私たちは「環境に配慮した取り組みの推進」を重要な一分野と位置づけ、「小田急グループ環境戦略」を策定し、具体的活動を展開しています。この戦略に基づき、当社では、事業活動に伴う環境負荷の低減のみならず、エネルギー効率に優れた鉄道の利用促進を積極的に訴求し、環境に配慮した持続可能な社会の実現に貢献できるよう努めてまいりました。

また、本年4月にオープンした経堂コルティに代表されるように、不動産賃貸業においても、沿線環境に配慮した商業施設の開発やリニューアルに努め、沿線エリアに調和する開発を推進しています。

さらに、昨年、名古屋において生物多様性の国際会議「COP10」が開催され、生物多様性の保全に対する関心が社会的に高まってまいりました。当社沿線エリアは箱根、江の島、丹沢・大山といった自然に恵まれており、この豊かで、多様な生物が存在する自然は、沿線の皆さまと共有すべき貴重な財産であると認識しております。その自然環境の保全に加え、身近な沿線の魅力を「小田急沿線自然ふれあい歩道」として紹介するなどの活動にも努めてまいりました。

このような活動を通じ、私たちはお客さまの利便性、安全性を確保しながら、さまざまな事業活動におけるエネルギーの効率化、負荷低減を進め、社会的責任を果たしてまいる所存でございます。

今回のレポートは、2010年度の活動を中心に、環境に配慮した取り組み内容についてご報告しておりますので、ご一読いただければ幸いです。なお、東日本大震災や原発事故に伴う、電力の供給不足に対応するため、節電対策を引き続き実施してまいります。

小田急グループは、環境に配慮した取り組みを推進することにより、社会とともに持続的に発展してまいりますので、引き続きご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

2011年9月

環境に配慮した取り組みの推進(環境報告書2011)