3カ年の中期目標「環境目的」に基づき単年度ごとの計画を立て、各種環境活動に取り組んでいます。

当社では、2010年度を初年度とする3カ年の中期目標である「環境目的」およびその達成のための単年度目標である「環境目標」を設定し、環境活動を推進しています。

環境目標の設定においては小田急グループ環境戦略に基づき、各部署の事業特性を活かした取り組みを立案しました。

小田急グループ環境戦略に基づく、3カ年(2010年度から2012年度)の中期目標「環境目的」について

小田急グループ環境戦略 2010年度~2012年度までの中期目標「環境目的」
戦略1 環境意識に応える商品・サービスの充実 環境配慮商品・サービスの充実
戦略2 利用しやすい交通ネットワークの提供 公共交通の利用促進
戦略3 自然を楽しめる観光サービスの提供 自然環境を活かした観光サービスの提供
戦略4 事業活動に伴う環境負荷の低減
  • 省エネルギー・資源有効利用の促進
  • 新技術等の研究・活用
  • 環境に配慮した開発・工事
  • 騒音振動対策の推進
  • 有害物質の適正管理・処理
  • 環境関連規制に対する取り組み
  • 環境に配慮した購入・調達
  • 職員の教育・啓発
戦略5 沿線エリアの環境保全 環境保全活動の推進

3カ年(2010年度から2012年度)の中期目標「環境目的」の初年度(2010年度)実績について

戦略1 環境意識に応える商品・サービスの充実

2010年度 環境目標 2010年度 実績 2011年度 環境目標
○事業特性を活かした環境配慮商品・サービスの提供 カーボンオフセットを導入した周遊券「箱根旧街道・1号線きっぷ」の発売を促進(オフセット量対前年27.3%増)

○事業特性を活かした環境配慮商品・サービスの提供

○グループ各社との協働による環境配慮商品・サービスの提供

臨時特急ロマンスカー「湘南マリン号」「メトロ湘南マリン号」の運転に必要な電力(16,000kWh)を風量発電によるグリーン電力で賄い、実質的なCO2の排出量をゼロにする取り組みを実施
ナチュラルミネラルウォーター「箱根の森から」の販売を通じ、小田急沿線の大きな観光資源である箱根の自然環境保全活動に貢献(売上本数・寄付金額対前年20.3%増)
○グループ各社との協働による環境配慮商品・サービスの提供 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動「アースデイ東京2010」へ出展

戦略2 利用しやすい交通ネットワークの提供

2010年度 環境目標 2010年度 実績 2011年度 環境目標
○鉄道の環境優位性を活かした取り組み バス(神奈中バス・小田急バス)と鉄道(小田急線)の乗り継ぎ情報システムを導入し、利用エリアを拡大

○鉄道の環境優位性を活かした取り組み

○官公庁等による公共交通利用促進施策への協力

○公共交通に関する情報提供の推進

首都圏の交通機関をシームレスに1枚で移動できるICカード「PASMO」の販売促進
イベントに合わせ臨時特急ロマンスカー「メトロもみじ号」「メトロおさんぽ号」「B-1グランプリ号」を運転
大晦日深夜から元日早朝にかけて終夜運転を実施
公共交通の利用促進を目的に、(株)小田急百貨店と協働で「パークアンドライド」の推進(利用率対前年3.9%増)
○官公庁等による公共交通利用促進施策への協力 各自治体開催のバリアフリー会議、多摩市交通問題連絡会、藤沢駅周辺地区再整備構想検討委員会、桜ヶ丘地区交通まちづくり意見交換会、厚木市移動円滑化基本構想推進委員会などへの参加
環境省が主催するsmart move(スマート・ムーブ)賛同企業として、キャンペーンイベントの中で、公共交通の利用促進を図るため当社および小田急グループ各社の取り組みを紹介

戦略3 自然を楽しめる観光サービスの提供

2010年度 環境目標 2010年度 実績 2011年度 環境目標
○自然ふれあい歩道を活用したサービスの提供 冊子版「小田急沿線自然ふれあい歩道(70,000部)」の配布やWEBサイト上で情報を随時提供

○自然ふれあい歩道を活用したサービスの提供

○沿線観光地の自然環境資源を活用したサービスの提供

2010年10月「小田急沿線自然ふれあい歩道」の70コースの中から紅葉を楽しめる旬の6コースを紹介するリーフレットを全駅で配布
他社と協働で「健康促進ウォーキング」「自然満喫ハイキング」の2つをテーマとしたコースを巡る「のんびりハイク&ウォーク」を開催
○沿線観光地の自然環境資源を活用したサービスの提供 大手民鉄共同企画「花と寺社めぐりスタンプラリー」を開催(2回)
西武・京王・小田急・東急4社合同ウォーキングイベント「第12回私鉄リレーウォーク ~駅から駅へ、季節をめぐるウォーキング!~」を開催

戦略4 事業活動に伴う環境負荷の低減

2010年度 環境目標 2010年度 実績 2011年度 環境目標
○燃料使用量の削減 エネルギー等投入量の削減(対前年0.8%減)

○電力使用量の削減

・鉄道事業における使用電力量削減目標の達成に向けた取り組みの推進「鉄道事業における受電電力量を2014年度までに、367,000千kWh以下に抑制する。」

・各事業所における照明、空調、事務用機器などの省電力の徹底

○燃料使用量の削減

○水使用量の削減

○事務用紙・事務用品使用量の削減

○ゴミ分別、リサイクルの促進、廃棄物削減

○省エネルギー運転の研究と推進

○環境に配慮した機器の更新

○太陽光発電の検討・導入

○環境に配慮した運転ダイヤの計画・実施

○電力削減方法の研究

○新規事業開発の際の環境配慮

○環境に配慮した工事の計画・実施

○走行時の騒音振動対策の推進

・鉄道車両の騒音振動対策

・レールの騒音振動対策

○工事・保守の騒音振動対策の推進

・工事車両・機械の騒音振動対策

・仮線路敷設に伴う騒音振動対策

○廃棄物の適正管理・処理

○PCB含有機器の厳正管理

○アスベスト対策の推進

○有害化学物質使用削減

○環境関連規制

・法令への適正な対応と対策の推進

○グリーン購入

・グリーン調達の推進

○環境関連セミナーへの参加

○教育啓発活動の実施

○電力使用量の削減

・鉄道部門における使用電力量削減目標の達成に向けた取り組みの推進「鉄道事業における受電電力量を2014年度までに、367,000千kWh以下に抑制する。」

鉄道部門における使用電力削減(対前年1.5%減)

・高効率変圧器の採用による電力量の削減(3変電所)

・LED式信号機導入による電力量の削減(77基)

・LED式側面行先表示器の消灯制御による電力量の削減(新造2編成)

・省電力タイプ駅務機器の開発と導入(41台)

・車両遮光ガラスの使用拡大(560枚)

・鉄道部門以外

生活サービス部門・本社ほかにおける使用電力量(対前年0.1%減)

・看板照明の消灯・空調温度の適正化を実施

○水使用量の削減

全社における使用量(対前年0.7%増)

※新規事業所の開業に伴う増加

・ISO14001認証を取得している大野総合車両所では、雨水貯留水槽を設置し、車両洗浄用に再利用(対前年18.1%増)

・車両洗浄に排水を有効利用するため中水設備を設け、車両洗浄等に再利用(対前年6.6%増)

○事務用紙・事務用品使用量の削減 事務用紙使用削減(対前年4.5%減)
○ゴミ分別、リサイクルの促進、廃棄物削減

リサイクル率の向上(対前年1.6%増)

・工事関係資材などのリサイクル

レール
1,507 トン(リサイクル率 100%)

電線屑
150 トン(リサイクル率 100%)

金属屑
542 トン(リサイクル率 100%)

・廃車車両のリサイクル率の向上(対前年0.1%増)

小田急フードエコロジーセンターで実施している食品ループリサイクル事業を活用した食品循環資源(食品廃棄物)のリサイクル(飼料化)の促進
○省エネルギー運転の研究と推進 運転操作の工夫による省エネルギー運転(エコ運転)の研究
○節電技術の研究、環境に配慮した機器の更新

回生電力有効活用策の研究

車内照明LED化・回生制御の効率化の研究

作業用重機を軽油式から電気式に変更の検討

更新機器の高効率化による省エネ推進

○太陽光発電の検討・導入 一部駅施設、商業ビル等における省エネルギー対策として太陽光発電装置を設置し、共用部の照明などへ供給
○環境に配慮した運転ダイヤの計画・実施 臨時ダイヤにおいて回送キロの削減を計画・実施
○環境に配慮した工事の開発・工事 経堂コルティ経堂テラスガーデンなど空調設備、換気設備、照明設備等の省エネ設備を導入するとともに、外部天井照明、ダウンライトなどにLED照明を使用
複々線化工事における環境対策を実施
自然換気の活用、熱交換効率の高い空調設備の導入など環境配慮型施設の研究・検討
○走行時の騒音・振動対策の推進 低騒音形コンプレッサーへの更新(新造4編成、更新2編成)
全密閉式主電動機の導入(新造2編成、更新2編成、改造2編成)
ロングレール敷設(1,292m)
○工事・保守の騒音振動対策の推進 工事用車両による騒音・振動の低減
重機械の防音装置改良による騒音の低減
○環境関連規制・法令への適正な対応と対策の推進 省エネ法、および各自治体(東京都、神奈川県、川崎市)の地球温暖化防止対策にかかる条例への対応
PCB含有コンデンサの適正な管理と処理の実施
本社ビルにおける空気環境測定、目視点検によるアスベストの適正管理の実施
有害化学物質使用削減および代替品の導入
○グリーン購入・グリーン調達の推進 工事資材等の購入にあたっては、当社の「グリーン調達ガイドライン」に則った商品を採用
○教育啓発活動の実施 環境関連規制・法令に対応するため、経済産業省、東京都、神奈川県等自治体などが主催する環境セミナーへ参加
同業他社の取り組みやPCB処理施設を視察する小田急グループ環境視察を実施
廃棄物適正処理講習会や、省エネ活動の推進をテーマにした小田急グループ環境会議を開催(2回)

階層別の研修を実施(523名参加)

自主参加型の環境講演会を開催(269名参加)

内部環境監査員(9名)の養成研修、内部環境監査(9部門)の実施

戦略5 沿線エリアの環境保全

2010年度 環境目標 2010年度 実績 2011年度 環境目標
○保有する山林の健全化 不法投棄物の処理、草刈、樹木伐採、竹林間伐の実施

○保有する山林の健全化

○地域との協働による環境保全活動の推進

○生物多様性への取り組み

○生物多様性への取り組み 里山保全活動を12回実施(延べ290名参加)

相模川にて「小田急グループ・クリーンキャンペーン」を開催(292名参加)

※ 江の島クリーン・キャンペーンは荒天のため中止

特定外来生物に指定されているオオキンケイギクの防除手法の試行と分析を実施
○地域との協働による環境保全活動の推進 秦野市森林組合の協力を得て秦野小原地区でクヌギ、ケヤキ910本の植樹を実施
川崎市環境影響評価に関する条例に基づき、「向ヶ丘遊園跡地利用計画」の実施にあたり、環境影響評価方法書を川崎市に提出

環境負荷データに関する開示範囲について

省エネ法、東京都環境確保条例等の環境法令の改正を機に当社内のエネルギー管理体制・環境マネジメントシステム(EMS)の体制の見直しを図り、環境負荷データの開示範囲は、EMS推進対象範囲(本社屋、および原則5名以上の従業員が在席している事業所)としています。

環境マネジメントシステム(EMS)

2010年度対象事業所一覧

環境に配慮した取り組みの推進(環境報告書2011)