小田急グループの社会的責任(CSR)と環境に配慮した取り組みの推進

地球温暖化をはじめとするさまざまな環境問題、環境保全のために、地球規模で活動に取り組む必要性が人々の間で広く認識されています。また、昨今では、社会から企業に対する高いレベルでの環境対応が求められる時代になっています。

こうした中、小田急グループの社会的責任においては、環境に配慮した取り組みの推進を重点分野のひとつとして捉えており、持続可能な社会の実現に貢献することを経営上の重要な課題と位置づけています。

これまでのあゆみ

1993年12月に「資源・環境対策委員会」を設置し、事業活動に伴う資源・環境問題の調査・分析や個別課題への対応を図るとともに、各部門においても個々に環境活動を推進するなど、継続的に環境問題に取り組んできました。

その後、環境問題への人々の意識が高まる中、当社は、個別案件や部門ごとの対応ではなく、全社的かつ計画的な取り組みが必要であるとの考えから、1999年5月、「小田急電鉄 環境方針」を制定し、2000年10月より環境マネジメントシステム(EMS)の運用を開始しました。また、2001年6月に「資源・環境対策委員会」を「環境委員会」へと名称変更し、より広い視野で環境への取り組みを検討する場としました。

2002年6月には環境活動を事業活動と対峙するものではなく、社会の持続可能な発展に寄与するための経営上の重要な課題の一つとして位置づけ、「小田急電鉄 環境方針」を改定し、企業市民として果たすべき責務を履行していく姿勢を明確にしました。

そして、その後、長期的な視点による環境問題の議論の進展、環境負荷に対する規制等の強化、顧客の環境に対する意識の高まりなど社会の変化に適合していくため、当社だけではなく、小田急グループが一体となった取り組みが必要であるとの考えから、「小田急電鉄 環境方針」を発展させ、2010年4月より、小田急グループの環境への取り組みの方向性を示した「小田急グループ環境戦略」を実施しています。

小田急グループ環境戦略 (2008年10月制定、2010年4月実施)

環境ビジョン

小田急グループは、環境に配慮した事業活動に努めるとともに、人に、地球に優しい商品、サービスを通じて、ゆたかなくらしの実現に貢献します。

個別戦略

戦略1

環境意識に応える商品・サービスの充実

環境配慮商品・サービスを提供することで、お客さまのニーズを充足させる。

戦略2

利用しやすい交通ネットワークの提供

環境負荷の低さという強みを活かし、公共交通の利用を促進する。

戦略3

自然を楽しめる観光サービスの提供

沿線エリアの自然に気軽に触れ合える機会を提供することで、レジャーの場としての魅力を向上させる。

戦略4

事業活動に伴う環境負荷の低減

環境負荷の低減に対する社会の要請に誠実に応え、環境に関わるリスクを低減する。

戦略5

沿線エリアの環境保全

地域との協働により沿線エリアに広がる自然を保全し、沿線価値の維持・向上を図る。

小田急グループ環境会議などの実施

小田急グループでは、2004年度より、各社の環境意識の向上と環境活動の促進、各種環境関連法令への適切な対応の習得を目的に、小田急グループのうち36社の主に管理職者(部長、課長など)が参加する「小田急グループ環境会議」を開催しています。

なお、2011年度は、小田急グループの中で、特に省エネ実績のあった会社の取り組み事例発表会を開催し、グループ内での情報共有を図りました。

また、12月には、小田急グループ14社が参加しての「小田急グループ環境視察」を実施し、未利用・再生可能エネルギーの利用方法や、環境負荷の小さいエネルギーであるガスの新技術、同業他社の取り組み等の状況を視察しました。

環境マーク

小田急グループは、新宿を起点とする小田急沿線に広がる都市と自然の恵みをきちんと次代へ残し、伝えるために、 できることは何かを考え、お客さまとともに一つずつ実行していきたいと考えています。

小田急グループでは、この環境マークを使い、環境への取り組みを皆さまにお届けします。

環境マーク

このマークは、地球を象徴する色であると同時に、小田急沿線の豊かな自然環境を感じさせる色ともいえる「みどり」と「あお」に着目し、沿線の豊かな自然を1枚の葉っぱに、社会とのふれあいや次代への想いを波紋で表現しています。

環境に配慮した取り組みの推進(環境報告書2012)