「環境報告書2014」の公表にあたり

小田急電鉄株式会社 取締役社長 山木利満

小田急グループは、日々の業務を誠実に遂行することで、お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献し、社会とともに持続的に発展していくことが、当社の社会的責任(CSR)であると認識しています。

このCSR経営を推進する上で、私たちは「環境に配慮した取り組みの推進」を重要な分野の一つと位置づけ、「小田急グループ環境戦略」を策定しています。中でも自然エネルギーの活用には力を入れており、喜多見電車基地と周辺施設の屋上や屋根部分のスペースを利用した太陽光発電事業を開始しました。他にも複々線化事業の地下区間である東北沢駅、世田谷代田駅には、鉄道トンネルとしては日本で初めてとなる地中熱を用いた空調設備を採用しています。今後とも鉄道事業において車両や駅施設への環境配慮機器の積極的導入など、環境に配慮した鉄道の運行・サービスを推進いたします。不動産賃貸業においても、省エネルギーに配慮した商業施設の開発やリニューアル、設備更新に努めてまいります。

また、当社沿線には身近な里山から、箱根、江の島、丹沢・大山といった観光地まで、自然に恵まれたエリアが実に多く存在しています。私たちはこの豊かな自然環境を、沿線の皆さまと共有すべき貴重な財産として保全し、お客さまに楽しんでいただくために自然との共生活動を続けております。特に、駅周辺にある自然を気軽にお楽しみいただきたいとの想いから小田急線70駅を起点・終点とする「小田急沿線 自然ふれあい歩道」をパンフレットやスマートフォン向けアプリなどを使って紹介しています。

このような活動を通じ、私たちはお客さまの利便性、安全性を向上させながら、さまざまな事業活動におけるエネルギーの効率化、環境負荷の低減を進め、社会的責任を果たしてまいる所存でございます。

今回のレポートは、2013年度の活動を中心に、環境に配慮した取り組み内容についてご報告しております。ご一読いただければ幸いです。

今後とも小田急グループは、沿線の価値を高め、社会とともに持続的に発展してまいります。引き続きご愛顧賜りますよう、お願い申しあげます。

2014年9月

環境に配慮した取り組みの推進(環境報告書2014)