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2017年度に発生した主な事故・トラブル発生日時:2017年9月10日16時11分場  所:参宮橋~代々木八幡 上り線原  因:沿線火災によるもの支障時間:5時間22分影響人員:約71,000人概  況:運転士は代々木八幡駅から参宮橋駅に向けて走行中、踏切非常ボタンの操作により参宮橋3号踏切手前に緊急停止した。状況を確認すると沿線火災が発生していたため、列車を安全な場所に移動している途中で停車。消防隊員より列車の屋根に類焼しているとの連絡を受けたため、乗客の避難誘導を行った。消火活動、現場検証と地上側焼損設備の仮復旧を行い、21時33分、上下線で運転を再開した。対  策:お客さまの避難・誘導方法について対応を検討する 警察・消防と沿線火災発生時の連携について合同の訓練を実施する    など事象1)沿線火災による列車類焼発生日時:2017年7月18日14時13分場  所:片瀬江ノ島構内原  因:落雷によるもの支障時間:4時間22分影響人員:約8,500人概  況:片瀬江ノ島駅付近での落雷により電子連動装置が故障したため、藤沢駅~片瀬江ノ島駅間の運転を見合わせた。電子連動装置、軌道回路装置、列車運行管理システム、列車無線設備等が焼損していたため、装置の交換を実施。試運転の結果異常なく、18時35分に上下線で運転を再開した。対  策:防雷設備の設置 機器故障時の取扱いについて、再度徹底    など事象2)落雷による電気設備故障発生日時:2017年7月30日5時49分場  所:鶴川~玉川学園前 下り線原  因:沿線樹木が根元から倒れ、列車に接触したもの支障時間:2時間23分影響人員:約25,000人概  況:下り列車運転士は、鶴川駅~玉川学園前駅間を走行中、立木の傾斜を認め直ちに非常制動手配をとったが立木と接触した。確認の結果、列車に異常はなく5時34分に運転を再開した。5時49分に上り列車運転士が現地を確認したところ、立木がさらに傾斜し下り線を支障していたため、新百合ヶ丘駅~町田駅間で運転を見合わせた。工務係員による立木の伐採後、8時12分に運転を再開した。対  策:現場近くで内部が腐食していた立木を除去、その他の立木の健全性を確認事象3)沿線樹木の倒木による運転見合わせ37

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