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子育てのベースは家庭家庭をつくるのは夫婦「藤沢は独身時代に奥さんとデートで何度も訪れた場所。当時から“いつかここに住みたいね”なんて話していたんです」――結婚後にそれまで住んでいた東京から小田急沿線の街、神奈川県の藤沢へ。そこで5人の子どもを育てているつるのさん。過去には二度の“育児休業”を経験。14歳の長男から2歳の末っ子まで、現在は反抗期とイヤイヤ期を同時に経験中。それすらも「これがまたかわいくて!」と楽しんでしまう、まさに理想のパパ。「僕が育児に参加するきっかけは子どもではなく奥さんなんです。どんどんアップデートしてすてきに成長していく姿を見て焦りを感じたのが最初の第一歩。二度の育児休業で得たいちばんの成果も、奥さんの気持ちがわかるようになったこと。それが理解できれば、日々の生活の中ですべきことが見えてくるし、家の中の空気も変わる。すべてのベースは家庭で、家庭をつくるのは夫婦。つまり、子育てにおいて大事なのはそんな夫婦関係だと思うんです。子どもは社会からの預かりものでいずれは社会に返さなければいけないと考えていて、そうすると家族の始まりも終わりも夫婦ですからね。そこがしっかりしていれば子どもは勝手に育ちますから(笑)」育児は自分を育てる〝育自〟教育は共に育む〝共育〟「周りにいる大人を見て子どもは育つ。その最たる存在がいちばん近くにいる両親。毎日を楽しむ、それも僕がつるの剛士さん「僕にとっての子育てとは、共育なんです」小田急沿線で暮らし、5人の子育てを経験中!つるの剛士(つるのたけし)●1975年5月26日生まれ。『ウルトラマンダイナ』で脚光を浴び、「羞恥心」のリーダーとしてブレイク。タレントとして多彩な活動をする中、二度の育児休業を取ったことが大きな話題に。積極的に家事に参加しながら二男三女を育てる“理想のパパ”としても注目を集めている。ProleParenting Interview小田急沿線の街、藤沢で暮らし始めて約10年。大好きな海のそば、奥さまと二人三脚で5人の子どもの育児に奮闘中。芸能界で忙しく活躍する中、二度の“育児休業”を経験した“敏腕パパ”、つるのさんに「子育てをするうえで大切にしていること」を伺いました。撮影/吉場正和 取材・文/石井美輪4

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