プログラミングを学ぶ意味を誤解していない?! 小学校からの外国語(英語)や道徳の教科化など、新たな教科の新設も注目されている「教育改革」ですが、小学校からプログラミング教育が必修化されるのも目玉の1つ。「プログラミングを習わせないと!」と慌てている親御さんもいるかもしれないですね。でも、ここで必要とされているのは、実際にコンピュータでコードが書けるようになることではなく、物事を論理的に考えて、目的を達成するための手順を整理する「プログラミング的思考」を獲得することなんです。 それでは、プログラミング的思考って一体、どうやって身に付ければいいのでしょうか。例えば、わざわざプログラミングスクールに通わなくても、ぴったりな練習が家庭でできますよ。それは“料理”です。カレーライスを作るとして、どんな材料がどのくらい必要なのか、どういう手順で、どんな調理法で料理するのか。盛り付け、食事、そして最後のお片付けは…。これら一つひとつの工程を段取りし、考えて実行していくことがまさに「プログラミング的思考」なんです。生活の中で親子で意識して取り組むことで、子どもたちの能力はグンと伸びるはずですよ。「プログラミング的思考の習得に料理はとてもいいのよ!」尾木直樹(おぎなおき)●教育評論家。法政大学特任教授。臨床教育研究所「虹」所長。1947年滋賀県生まれ。中学・高校教師、大学教員として計44年間教壇に立った成果を、200冊を超える著書(監修含む)をはじめ、さまざまなメディアで発表している。Prole72~3歳の子どもでもできる!こんな料理を親子で楽しもうおにぎりプログラミング的思考を身に付けるのにおすすめの“料理”。小さな子どもでも一緒にできるメニューを編集部でリサーチしてみたので、ぜひ試してみて!素材に触れながら手で行う調理なので、小さな子どもでも安心して挑戦できます。盛り付けも子どもの考えで仕上げさせてね!ラップを活用すれば、小さな子どもでも簡単におにぎりができるのでおすすめ。好きな具をどのくらい詰めるか考えるのもポイント!・野菜を洗う・材料を手でちぎる・ドレッシングの調味料を混ぜる・お皿に盛り付ける・ラップを敷いてノリを置く・ご飯を置いて好きな具をのせる・ラップごとくるっと丸めてにぎにぎ!サラダ満4歳から小学3年生までの子どもを対象とした「食」のスクール。食材の特徴や理想的な献立、食事のマナーなどを学び、食べることときちんと向き合う姿勢や考える力を身に付けることを目指します。住所:東京都世田谷区成城6-5-34 成城コルティ4F電話:03-5429 -1391営業:10:00〜22:00 不定休電車:小田急線「成城学園前駅」下車すぐHP: http://www.abc-cooking.co.jp子ども向けの食のスクール「abc kids+」
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