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3子どもの心と体を発達 体を動かすことは、さま 運動系の習い事を始めたら子どもに変化がみられたという声も!多くの親が以下のような理由で、子どもの成長に「運動」が必要だと思っているようです!実際に子どもの心身の発達に「運動」がどう影響するのか、その理由を含め考えていきましょう!人間が健康であるためには、適度な運動が必要です。とりわけ、子どもにとっての「運動」は、習い事や部活をしていると結果ばかりに目が向きがちですが、子どものさまざまな発達を促して文部科学省は体育について「子どもたちが、生涯にわたって運動やスポーツに親しむのに必要な素養と健康・安全に生きていくのに必要な身体能力、知識などを身に付けることが目的」としています。体育が子どもの成長にいかに大切か、さらに詳しく専門家にお話を伺いました。小田急グループのアンケートサイト「Idea パレット」には、運動系の習い事を始めてから、子どもにさまざまな変化がみられてよかったという意見が寄せられています。 授業で行う体育の目的の一つは、健康な毎日を送るための基礎体力をつけること、そしてスムーズに体を動かせるような経験を積むことにあります。成長する過程で運動の機会が少ないと、転んだときにとっさに手をついて大けがを回避するなど、自分を守る動きが身に付きません。体育の授業で走る・ジャンプするなどさまざまな動作を体験し、時には失敗もしながら、子どもたちは体の使い方を自然と学んでゆくのです。また、生涯にわたってスポーツに親しみ、健やかな生活を送るための土台をつくる、という役割も体育は持っています。 次に「人と関わりながら学ぶ」というのも体育の大きな特色の一つです。生徒同士がチームとして協力しながら、さまざまな考えから方針を選択したり、時には意見を出し合って主張したり、自分のことだけではなく周囲に気を配りながら一定のルールの中で同じゴールを目指す。このような経験は、後に社会で人と関わっていく上でのリーダーシップや思いやりなど、座学の勉強だけでは身に付きにくい「自分で考えて状況を切り開く力」「人間関係を構築していく力」を伸ばす基礎となるのです。(東海大学体育学部生涯スポーツ学科准教授・知念嘉史先生)(40代・お子さま未就学児のママ)(40代・お子さま未就学児のパパ)(40代・お子さま小学校低学年のママ)(40代・お子さま小学校低学年のママ)学校教育に必ずある「体育」の必要性とは!?特集子どもに変化がみられたという声も!「運動」がどう影響するのか、●日本を含め他国でも、就学前の子どもが運動系の習い事をしている割合が高い(P.2)。幼少期から運動をしていると子どもにとってプラスになると思う親が多いと考えられる。●運動系の習い事を始めた子どもには、健康面、精神面、さらにコミュニケーション能力においても変化がみられたというアンケート結果が出ている。(20代・お子さま未就学児のママ)出典:『小田急の子育て応援ブック「こどもとみらい」についてのアンケート』(Idea パレット)※回答者数3,074名

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