民鉄会社の事業モデル
MODEL
01
列車を運行し、移動を支える。
毎日の通勤・通学で、日々のビジネスシーンで、そして休日のレジャーや旅行で――私たちの暮らしの中には、さまざまな「移動」が伴います。
鉄道会社の基幹は、列車を運行し、人々の移動を支えることです。郊外と都心との間に線路を敷設し、駅施設や電気設備、信号システムなどを整え、運行ダイヤを組立てて、時間通りに安全・確実に、そして快適な輸送サービスを提供することで、人々の日々の移動を支えています。
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02
沿線にまちをつくり、育む。
住みやすい生活拠点や数多くの人々が集うビジネス・商業拠点、そして国内外の人々が旅行に訪れる観光地――沿線の魅力を高め、お客さまから選ばれる沿線にしていくには、人々に愛される魅力あるまちをつくり、育んでいくことが大切です。路線の特性を活かしながら、駅を中心に商業施設や住居施設のほか、レジャー・観光施設などを開発・運営することで、沿線の魅力の向上に取り組んでいます。
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03
暮らしを支えるサービスを
提供する。
民鉄会社の沿線には多数の生活拠点があり、そこには数多くの人々の暮らしがあります。また、ビジネス・商業拠点や観光地には、数多くの人々が集い、そこで過ごす大切な時間や思い出などが存在します。沿線に集い、暮らす人々に豊かさや潤いをもたらす一助となるために、鉄道以外にもバスやタクシーなどの運輸業、百貨店やストアなどの流通業のほか、不動産業、ホテル業、レストラン業などといったさまざまな事業を展開し、暮らしを彩る多様なサービスを提供しています。
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04
グループの総合力を駆使する。
民鉄会社にはさまざまな事業を展開するグループ会社があり、各グループ会社の経営計画の策定や運営をサポートするとともに、連携しながら事業投資や撤退などの経営判断をしています。沿線の魅力をより一層高め、お客さまから選ばれる沿線にしていくために、グループの総合力を駆使しながら、協働して多様なサービスを提供しています。
まとめると
鉄道事業を中心に、
沿線の価値を高める
民鉄会社およびグループ各社が展開する事業は、沿線価値の向上を図ることを目的としています。つまり、鉄道事業を中心とした運輸業に、流通業、不動産業のほか、各種の事業を組み合わせて、沿線の利便性や暮らしやすさを高めるための、言うなれば総合サービス業という見方もできるかもしれません。また、近年では沿線外での事業展開や新規事業展開にも積極的に取り組むなど、新たな可能性が広がっています。