ROMANCECAR-LSE Last Run 7.10(火)定期運行終了
〜LSEありがとう〜キャンペーン
LSEで行く小さな旅にご招待!
展望席のある特急ロマンスカーの特急券4枚を同封し応募。抽選で100組200名様を「LSEで行く小さな旅」にご招待。展望席のある特急ロマンスカーの特急券4枚を同封し応募。抽選で100組200名様を「LSEで行く小さな旅」にご招待。
ご応募期間は終了しました。
STEP.1 展望席のある特急(特急ロマンスカー・LSE、特急ロマンスカー・VSE、特急ロマンスカー・GSE)の特急券4枚をゲット! STEP.2 パンフレットの裏面を切り抜き、応募用封筒を作成。 STEP.3 4枚の特急券を応募用封筒に封入。必要事項を記入して投函!
応募期間 : 6/16(土)~7/31(火)ご乗車分の特急券 応募締切 : 8/1(水)当日消印有効 当選発表 : 賞品の発送をもってかえさせていただきます。 イベント実施日 : 9/29(土) 12時40分 新宿発/13時38分 秦野着

【注意事項】 ※「e-Romancecar」と「ロマンスカー@クラブ」はキャンペーンの対象外です。事前に駅券売機または、窓口にて特急券をお買い求めください。 ※小田原~箱根湯本間の特急券は対象外です。 ※サルーン席は特急券1枚で1口の応募とみなします。 ※切手は、応募者様のご負担になります。

【お問い合わせ】 LSEありがとうキャンペーン事務局
Tel:03-5206-7856(平日10:00~17:00)
開設期間:6/18(月)~8/1(水)

引退記念ロゴマークを6/23(土)より掲出 ロマンスカー・LSEの引退を記念し、記念ロゴマークを掲出して運行します。
引退記念ロゴマーク
こちらのイベントは終了しました。
7/10(火)の定期運行最終日に「記念乗車証明書」プレゼント!
記念乗車証明書
プレゼント対象列車 はこね23号…新宿12時00分発、はこね22号…箱根湯本13時48分発、はこね41号…新宿15時40分発、はこね34号…箱根湯本17時25分発、ホームウェイ83号…新宿19時15分発 ※なくなり次第終了とさせていただきます。
LSEに乗るラストチャンス。 LSEイベント列車登場!
EVENT1 特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くヱビス生ビール列車の旅
実施日 2018年9月15日(土)11時30分集合/14時55分解散(予定)行路 新宿→小田原 募集人員 340名(最少催行人員 100名)発売金額 6,450円 発売開始 2018年7月25日(水)15時から
特典 1.車内ではヱビス生ビールが飲み放題となります。(出発から到着まで)※野球場のビール売り子さんが乗車しお代わりを提供 2.出発前に缶ビール1本とおつまみセットを用意いたします。 3.ご乗車のお客さまにLSEグッズをプレゼント 4.琥珀ヱビスの試供品をプレゼント その他 ◎この企画は20歳以上限定とし未成年者はご参加できません。◎車内販売はございません。
EVENT2 【小田急まなたび】 現役乗務員企画! 特急ロマンスカー・LSE(7000形)で行くわくわく、喜多見・海老名基地ツアー
実施日 2018年9月30日(日)9時10分集合/14時15分解散(予定) 行路 喜多見車両基地→新宿→伊勢原→海老名車両基地 募集人員 320名(最少催行人員 100名) 発売金額 大人 6,180円(OPクレジットカード会員は5,680円)小学生 5,480円(OPクレジットカード会員は4,980円) 発売開始 2018年8月2日(木) 15時から
特典 1.喜多見車両基地から乗車し、海老名車両基地で下車!貴重な行路を体験いただきます。2.喜多見車両基地および特急ロマンスカー・LSEの車内にて現役乗務員等によるイベント(洗浄体験、写真撮影会や抽選会など)実施!3.お弁当を用意いたします。その他 ◎車内販売はございません。
EVENT3  【小田急まなたび】 ありがとう“特急ロマンスカー・LSE”(貸切)に乗車!車内で楽しむ「神奈川地酒利き酒会」
実施日 2018年10月8日(月・祝)11時30分集合/15時30分解散(予定)行路 新宿→小田原→秦野 ※小田原駅到着後、4番線を使って上下線を移動します(普段乗車できない区間です)募集人員 180名(最少催行人員 100名)発売金額 10,990円(OPクレジットカード会員は9,990円)発売開始 2018年7月31日(火) 15時から
特典 1.神奈川県酒造組合13蔵の蔵人が同乗し利き酒をお楽しみいただけます。※地酒は、常温にて提供 2.フリーアナウンサー・和酒コーディネーターのあおい有紀氏、さらにソムリエ・小牧氏(小田急ホテルセンチュリー相模大野)と酒匠・小池氏(小田急レストランシステム)が同行します。3.お弁当、おつまみセットを用意いたします。その他 ◎この企画は20歳以上限定とし未成年者はご参加できません。◎車内販売はございません。
EVENT4 特急ロマンスカー・LSE(7000形)さよならツアー
実施日 2018年10月13日(土)11時30分集合/15時10分解散(予定)  行路 新宿→小田原→秦野 ※小田原駅到着後、7番線を使って上下線を移動します(普段乗車できない区間です) 募集人員 410名(最少催行人員 100名) 発売金額 8,880円(大人)/8,080円(小学生) 発売開始 2018年8月7日(火) 15時から 特典 1.ご乗車のお客さまに記念乗車証明書、乗車証明書(D型硬券)及びLSEグッズ(本ツアー限定品を含む)をプレゼントします。 2.記念掛け紙付お弁当をご用意
その他 ◎さよならツアー 記念乗車証明書(イメージ)◎ロマンスカーアテンダントが昔の制服を着用し車内販売を実施いたします。
注意事項(いずれの企画も)

●途中下車は出来ません。出発地から終着地までご利用いただきます。 ●展望席(前・後)はご希望のお客さまから抽選により決定します。(出発当日に発表します) 展望席(前・後)を希望しないお客さまはお申し込み時にお伝えください。なお、ロマンスカーの号車や座席の指定はできませんのでご了承ください。 ●当社ホームページなどで上記ツアーの模様等の記録を公開する場合があります。ご参加いただく方は、その旨ご了承いただける方に限らせていただきます。 ●当日の列車運行状況により急遽内容変更や休止となる場合がございます。予めご承知ください。 ●当日は添乗員が同行いたします。 ●一度にお申し込みいただける人数は、1名~8名さまとなります。 ●表示金額は、消費税込みの金額です。 ●15歳未満の単独でのご参加は出来ません。保護者同伴でご参加ください。 ※その他ご案内等は小田急トラベルのHPにてご確認ください。

お申し込み・お問い合わせ 右記または小田急トラベル各店舗までお申し込み・お問い合わせ 下記または小田急トラベル各店舗まで
小田急トラベル 小田急旅の予約センター  電話:03-3379-6199(10:00~18:00) インターネット予約 小田急トラベルホームページ・LSE特集はコチラ 小田急トラベル各店舗(店舗案内ページ)はコチラ
小田急ファミリー鉄道展2018 10月20日(土)・21日(日)
ロマンスカーLSE スペシャルコンテンツ
ありがとうLSE 「7000形開発秘話」 1980年に登場した7000形は、どのような背景で開発されたのか?当時、小田急電鉄車両部車両課で車両の設計・開発にあたっていたOBの草門 隆さんに当時の様子を伺った。
草門 隆さん

海老名検車区に保存されている初代ロマンスカー・3000形SEの前で、小田急電鉄OBの草門 隆さん

突然持ち上がった新型ロマンスカー開発決定

1970年代の日本はオイルショックによる不景気がありましたが、小田急電鉄は通勤輸送の増強が使命となってきました。車両の設計をする車両部車両課としては、2600形の冷房化(72年)、営団乗り入れ用9000形の導入(72年)と90両の増備、6両編成の5200形の開発(78年)という通勤車の対応に追われていました。
特急は3100形NSEが7本も増備され、3000形SEとともに30分ヘッドでの運転を実現できたので、社内でも十分という雰囲気があり、新特急車の製作は思いもしなかったです。
ところが、1977年頃だったと思います。ある技術員が会議から戻ってくると、やや興奮気味に「今回新特急車を造る。安藤楢六会長は“男っぽい車両”を希望している」と言うのです。
これは私の推測ですが、3000形SEは戦後失職した有能な航空技術者も関わっていましたから、航空機理論、流体理論に基づいた丸い形をしています。続く3100形NSEもこの形を踏襲したので、これを女性っぽいと安藤会長は捉えたのでしょう。
そこで、7000形LSEでは前灯・尾灯・愛称幕を外板内に内蔵させ、2階の運転台から一気に直線的でスタイリッシュな前面形状とすることで、スピード感とスマートさを意識した“男性的なデザイン”としたのだと思います。

1970年代の日本はオイルショックによる不景気がありましたが、小田急電鉄は通勤輸送の増強が使命となってきました。車両の設計をする車両部車両課としては、2600形の冷房化(72年)、営団乗り入れ用9000形の導入(72年)と90両の増備、6両編成の5200形の開発(78年)という通勤車の対応に追われていました。特急は3100形NSEが7本も増備され、3000形SEとともに30分ヘッドでの運転を実現できたので、社内でも十分という雰囲気があり、新特急車の製作は思いもしなかったです。
日本車輌が提案したデザイン案

小田急電鉄に残されている、日本車輌が提案したデザイン案。“男っぽさ”をイメージしてか、直線的なデザインが多い

日本車輌が提案したデザイン案

同じく、小田急電鉄に残されている、川崎重工業が提案したデザイン案。“男っぽさ”を表現するためか、車体色に青を用いている

ところが、1977年頃だったと思います。ある技術員が会議から戻ってくると、やや興奮気味に「今回新特急車を造る。安藤楢六会長は“男っぽい車両”を希望している」と言うのです。これは私の推測ですが、3000形SEは戦後失職した有能な航空技術者も関わっていましたから、航空機理論、流体理論に基づいた丸い形をしています。続く3100形NSEもこの形を踏襲したので、これを女性っぽいと安藤会長は捉えたのでしょう。そこで、7000形LSEでは前灯・尾灯・愛称幕を外板内に内蔵させ、2階の運転台から一気に直線的でスタイリッシュな前面形状とすることで、スピード感とスマートさを意識した“男性的なデザイン”としたのだと思います。
LSE(Luxury Super Express)のラグジュアリーとは何なのか?

1963年に登場した3100形NSEは、小田急百貨店のオープンや東京オリンピックの開催が開発背景にありました。LSEは、同じ80(昭和55)年9月にオープンする小田急の旗艦ホテル、「ホテルセンチュリーハイアット(現・ハイアットリージェンシー東京)」のオープンが背景にあったようです。
都会のリゾートともいえる都市型の高級ホテルを意識し、スタイリッシュで洗練された車両が開発されました。車内通路にはじゅうたんを敷き、着座性の向上を狙ったリクライニングシートを採用しています。
さらに前面の全展望室は10席から14席に拡大し、天井の照明はダウンライトを新設、さらにフロントガラスを大きくして視野を広げ、ロマンスカーならではの眺望を楽しめるようにしました。
加えて、編成の車両間には仕切り扉を設置し、隙間風防止により冷暖房効果を高めるとともに、走行音を遮断してより静かで快適な居住空間確保を心がけました。
いずれも、現在は珍しくない装備と思われるかもしれませんが、約38年前の特急車ですから、非常にラグジュアリーな装備でした。

客室

通路にじゅうたんが敷かれた落成時の客室。体格や姿勢に応じて身体の位置を決めることができるように人間工学的に追求された2ウェイのリクライニングシートが採用された

1963年に登場した3100形NSEは、小田急百貨店のオープンや東京オリンピックの開催が開発背景にありました。LSEは、同じ80(昭和55)年9月にオープンする小田急の旗艦ホテル、「ホテルセンチュリーハイアット(現・ハイアットリージェンシー東京)」のオープンが背景にあったようです。都会のリゾートともいえる都市型の高級ホテルを意識し、スタイリッシュで洗練された車両が開発されました。車内通路にはじゅうたんを敷き、着座性の向上を狙ったリクライニングシートを採用しています。さらに前面の全展望室は10席から14席に拡大し、天井の照明はダウンライトを新設、さらにフロントガラスを大きくして視野を広げ、ロマンスカーならではの眺望を楽しめるようにしました。加えて、編成の車両間には仕切り扉を設置し、隙間風防止により冷暖房効果を高めるとともに、走行音を遮断してより静かで快適な居住空間確保を心がけました。いずれも、現在は珍しくない装備と思われるかもしれませんが、約38年前の特急車ですから、非常にラグジュアリーな装備でした。 通路にじゅうたんが敷かれた落成時の客室。体格や姿勢に応じて身体の位置を決めることができるように人間工学的に追求された2ウェイのリクライニングシートが採用された
真のラグジュアリーを追求し先進のメカニズムを採用

鉄道は新技術よりも安定した技術を選択する傾向がありますが、LSEは先進的な車両になりました。
ブレーキは、昔からの空気ブレーキが信頼されていた時代でしたが、LSEでは電気指令式ブレーキを採用しました。すでに採用例はいくつかありましたが、比較的早い導入だと思います。これは通勤車と異なり、分割併合がないことから導入しやすかったものと考えます。
また、マスターコントローラーはワンハンドル式を小田急で初めて採用しています。
さらにモニタリングシステムを導入しています。これは、主回路(主電動機を制御する制御装置をNSEの編成中2台からLSEでは編成中4台に増やした)、主回路、補助電源回路、ブレーキ回路、ドア回路をモニターに表示するもので、運転保安度と保守性(メンテナンス)をより向上させるとともに、運転時の異常対応の迅速化に寄与いたします。これを現在のようなデジタル化された車両ではなく、アナログ技術の時代にマイコン制御でやっていました。
こういった先進技術の導入により「安全・安心」の度合いを高めるとともに、曲線通過をスムーズに走行し、乗り心地を向上する連接台車を踏襲しました。さらに豪華な内装を採用することで、お客さまに真の意味でラグジュアリーかつ良質な列車を提供できたと思います。

ワンハンドル式を採用したLSEの運転台

ワンハンドル式を採用したLSEの運転台。メーター類から続く右がモニタリングシステムの表示器。手前のモニターは後年追加されたもの

鉄道は新技術よりも安定した技術を選択する傾向がありますが、LSEは先進的な車両になりました。ブレーキは、昔からの空気ブレーキが信頼されていた時代でしたが、LSEでは電気指令式ブレーキを採用しました。すでに採用例はいくつかありましたが、比較的早い導入だと思います。これは通勤車と異なり、分割併合がないことから導入しやすかったものと考えます。また、マスターコントローラーはワンハンドル式を小田急で初めて採用しています。さらにモニタリングシステムを導入しています。これは、主回路(主電動機を制御する制御装置をNSEの編成中2台からLSEでは編成中4台に増やした)、主回路、補助電源回路、ブレーキ回路、ドア回路をモニターに表示するもので、運転保安度と保守性(メンテナンス)をより向上させるとともに、運転時の異常対応の迅速化に寄与いたします。これを現在のようなデジタル化された車両ではなく、アナログ技術の時代にマイコン制御でやっていました。こういった先進技術の導入により「安全・安心」の度合いを高めるとともに、曲線通過をスムーズに走行し、乗り心地を向上する連接台車を踏襲しました。さらに豪華な内装を採用することで、お客さまに真の意味でラグジュアリーかつ良質な列車を提供できたと思います。ワンハンドル式を採用したLSEの運転台。メーター類から続く右がモニタリングシステムの表示器。手前のモニターは後年追加されたもの
お話を伺った方 草門 隆(くさかど たかし)さんお話を伺った方 草門 隆(くさかど たかし)さん

1946年神奈川県出身。65年3月小田急電鉄入社。大野工場勤務を経て72年5月、車両部車両課に異動。車両開発に携わる。本社車両課長代理や大野工場長を経て2008年に退職。09年秋に叙勲。現在は郷土・松田町の文化財保護委員などを務める。

1946年神奈川県出身。65年3月小田急電鉄入社。大野工場勤務を経て72年5月、車両部車両課に異動。車両開発に携わる。本社車両課長代理や大野工場長を経て2008年に退職。09年秋に叙勲。現在は郷土・松田町の文化財保護委員などを務める。 取材・編集/「旅と鉄道」編集部 このインタビューの全容は『旅と鉄道』増刊8月号「ありがとう小田急ロマンスカーLSE」に掲載しています。

取材・編集/「旅と鉄道」編集部このインタビューの全容は『旅と鉄道』増刊8月号「ありがとう小田急ロマンスカーLSE」に掲載しています。

ありがとうLSE「7000形インプレッション」 電車の運転士にとって、7000形とはどういう車両だったのだろうか?我々が知り得ない7000形のインプレッションを、主任運転士の小山 努さんに伺った。
小山 努さん

7000形LSEの運転席に収まる小山 努さん。10000形HiSEのラストランを担当した経験もあるベテラン運転士だ

LSEの運転席からはどのような風景が広がっているの?
小田急では、通勤車の運転経験が3年以上ないと特急車の乗務はできません。私は1989年に特急担当運転士の資格を取得し、3100形NSEから60000形MSEまでの営業列車の運転経験があります。また、回送や試運転では3000形SEと70000形GSEも運転しました。7000形LSEの運転席は高さがあるので、景色がよく見えて気持ちいいです。一方で前方視界は、展望室の屋根が約3mあり、足を前に投げ出して座る姿勢になりますので、実際に見えるのは約11m先になります。駅ではホーム屋根が運転席の真横に来るので、停止位置目標もホーム屋根にあるんですよ。

小田急では、通勤車の運転経験が3年以上ないと特急車の乗務はできません。私は1989年に特急担当運転士の資格を取得し、3100形NSEから60000形MSEまでの営業列車の運転経験があります。また、回送や試運転では3000形SEと70000形GSEも運転しました。
7000形LSEの運転席は高さがあるので、景色がよく見えて気持ちいいです。一方で前方視界は、展望室の屋根が約3mあり、足を前に投げ出して座る姿勢になりますので、実際に見えるのは約11m先になります。駅ではホーム屋根が運転席の真横に来るので、停止位置目標もホーム屋根にあるんですよ。

7000形LSEの運転席

機器類が合理的に配された7000形LSEの運転席。右のモニターは運転情報を流すもので、後年追加された

加速の良さとブレーキの難しさお客さまに気付かれないプロの操縦
7000形LSEは加速が良く、運転しやすい車両でした。列車の多い時間帯では、後続の列車との間隔が詰まらないように加速して列車間隔を広げるのですが、3100形NSEは加速が悪く、一向にスピードが上がらず追いつかれそうになったこともあります。その点、7000形LSEは加速が良いのでスムーズでした。また、操作面では小田急初のワンハンドル式マスターコントローラー(マスコン)を採用したのが特筆されます。抵抗制御時代の電車では、主電動機の制御方法(配線のつなぎ方)に高速向きの「シリース」(直列)と高出力向きの「パラレル」(並列)があります。7000形LSEではハンドルで制御方法を選択できるので、線路状況、混雑具合といった列車の状況などを勘案してマスコンを操作し、運転状況にあった加速を得ていきます。7000形LSEはパラレルにすると力強い加速が得られました。逆に、コツがいるのはブレーキです。7000形LSEでは、電気指令式発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキを小田急で初採用したので、3100形NSEとはブレーキ構造そのものが違い、操作性がアップしました。しかし、この電気指令ブレーキと空気ブレーキが切り替わるときは制動力を確保していないと安定しにくく、それを見越してブレーキをかけていました。

7000形LSEは加速が良く、運転しやすい車両でした。列車の多い時間帯では、後続の列車との間隔が詰まらないように加速して列車間隔を広げるのですが、3100形NSEは加速が悪く、一向にスピードが上がらず追いつかれそうになったこともあります。その点、7000形LSEは加速が良いのでスムーズでした。
また、操作面では小田急初のワンハンドル式マスターコントローラー(マスコン)を採用したのが特筆されます。抵抗制御時代の電車では、主電動機の制御方法(配線のつなぎ方)に高速向きの「シリース」(直列)と高出力向きの「パラレル」(並列)があります。
7000形LSEではハンドルで制御方法を選択できるので、線路状況、混雑具合といった列車の状況などを勘案してマスコンを操作し、運転状況にあった加速を得ていきます。7000形LSEはパラレルにすると力強い加速が得られました。
逆に、コツがいるのはブレーキです。7000形LSEでは、電気指令式発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキを小田急で初採用したので、3100形NSEとはブレーキ構造そのものが違い、操作性がアップしました。しかし、この電気指令ブレーキと空気ブレーキが切り替わるときは制動力を確保していないと安定しにくく、それを見越してブレーキをかけていました。

ワンハンドル式のマスターコントローラー

写真はワンハンドル式のマスターコントローラー。中央の緑色の四角が「切」で手前側4ステップが力行、奥7ステップがブレーキ、その先の赤線が非常ブレーキ。右はP.S切換逆転ハンドルで、奥から前進シリース、前進パラレル、切、後進パラレルの順で並ぶ

雑な運転は許されない人間味のある操作感
最近の電車はVVVF制御で加速時の切り換えはなく、ブレーキも安定しているので運転しやすくなりました。しかし、7000形LSEの運転にはコツが必要で、操作感があります。先頭車は電動車なので、床下には機器もたくさんあり、雑な操作をすると大きな音が運転席まで聞こえてきます。たとえばブレーキを緩めて加速すると、操作に反応して制御器が動く音が床下から聞こえてきます。また、ノッチをオフにするとコーンと断流器の切れる音がし、タイミングが悪いと列車が揺れるので気を遣いました。こういうところが、7000形LSEに人間味を感じるところだと思います。音といえば、連接車なので線路のつなぎ目の音がタタッタタッタタッタタッと等間隔で聞こえるので、運転していてリズム感が気持ちいいです。また、カーブの安定感が高く、車両の挙動なども感じやすいです。これには、弊社の線路状態がすごく良いことも関係していると思います。運転士だけでなく、保線作業を担当する工務部門や車両メンテナンスをする車両部門など、全ての社員が自分の仕事に誇りとこだわりを持って、お客さまに快適に乗っていただこうと努めています。

最近の電車はVVVF制御で加速時の切り換えはなく、ブレーキも安定しているので運転しやすくなりました。しかし、7000形LSEの運転にはコツが必要で、操作感があります。
先頭車は電動車なので、床下には機器もたくさんあり、雑な操作をすると大きな音が運転席まで聞こえてきます。たとえばブレーキを緩めて加速すると、操作に反応して制御器が動く音が床下から聞こえてきます。また、ノッチをオフにするとコーンと断流器の切れる音がし、タイミングが悪いと列車が揺れるので気を遣いました。こういうところが、7000形LSEに人間味を感じるところだと思います。
音といえば、連接車なので線路のつなぎ目の音がタタッタタッタタッタタッと等間隔で聞こえるので、運転していてリズム感が気持ちいいです。
また、カーブの安定感が高く、車両の挙動なども感じやすいです。これには、弊社の線路状態がすごく良いことも関係していると思います。運転士だけでなく、保線作業を担当する工務部門や車両メンテナンスをする車両部門など、全ての社員が自分の仕事に誇りとこだわりを持って、お客さまに快適に乗っていただこうと努めています。

ワンハンドル式のマスターコントローラー

喜多見検車区の検車線に佇む7000形LSE。運転、車両、工務、電気……。さまざまな社員の日頃の努力により、38年間走り続けられた

お話を伺った方 小山 努(こやま つとむ)さんお話を伺った方 小山 努(こやま つとむ)さん

1983年4月1日、小田急電鉄入社。駅務を経て84年6月車掌見習、同年8月車掌、85年7月運転士見習、86年3月から運転士。89年に特急担当運転士資格を取得。2014年7月からVSE担当。17年12月から喜多見電車区主任運転士。

1983年4月1日、小田急電鉄入社。駅務を経て84年6月車掌見習、同年8月車掌、85年7月運転士見習、86年3月から運転士。89年に特急担当運転士資格を取得。2014年7月からVSE担当。17年12月から喜多見電車区主任運転士。

取材・編集/「旅と鉄道」編集部このインタビューの全容は『旅と鉄道』増刊8月号「ありがとう小田急ロマンスカーLSE」に掲載しています。

LSEの記念品&記念きっぷ 7000形は、登場時とブルーリボン賞受賞時に記念品が作成された。小田急電鉄が保管する品々を紹介しよう。
パンフレット 小田急電鉄では、新型車両が落成すると自動車のカタログのような立派なパンフレットを作成している。LSEは縦31・4×横25cm、全22ページ(表まわり含む)という充実したもの。イメージ写真、内装写真、諸元表、編成図などを掲載している。
完成記念乗車券 落成に合わせて発売された「新型ロマンスカー7000形完成記念乗車券」。縦19×横72・7cmの長大なもので、表面の右端に全線有効の優待乗車券が4枚付く。裏面には7000形の各部の写真や編成図、諸元表が掲載されている。
ブルーリボン賞記念乗車券 ブルーリボン賞受賞を記念して発行された記念乗車券。新宿駅発行の5枚組で、写真にはデザイン画や甲種回送も含まれるマニアックなもの。各券の裏面には写真の解説を記載する。かつてはこのような横長の記念きっぷが、私鉄・国鉄問わず、多数発行された。1.箱根登山鉄道の風祭駅でベルニナ号と交換するLSE 2.イラストと実物大モックアップの写真。外観の制作経緯を解説 3.7000形の走行写真。裏面にはLSEの概要を解説 4.甲種回送されるLSE。EF58形に牽引されて飯田線内を走る写真 5.ロマンスカー3代。裏には「当社のブルーリボン賞受賞車両の勢揃い」と記載
ブルーリボン賞受賞記念メダル ブルーリボン賞受賞を記念して作成されたメダル。表面には新宿を背にしたLSEと受賞年月日、裏面には記念プレートがデザインされている。おそらく社員や関係者に配布したのだろう。
多くのファンを魅了する伝統的な車両 LSE(7000形)
LSE
since 1980
since 1980

ロマンスカーとして初めて展望席を設け、1963年のデビュー当時大人気となったNSE(3100形)を継承するかたちで、1980年に登場。
前面デザイン、運転室機器、制御・制動機器の改良などのほかに、客扉に折戸式自動扉を採用しました。

Classical Design
Classical Design

古きよき時代のロマンスカーを彷彿とさせるデザインは、シンプルながらクラシカルな趣きがあり、乗車のひとときを味わい深いものとしてくれます。
●1981年鉄道友の会第24回ブルーリボン賞受賞

一般席
一 般 席
モケット地のシートがクラシカル!
気分に合わせて選べる、
ブルーとレッドのシート。

クラシカルなモケット地のシートはブルーとレッドの2色。リクライニング式回転クロスシートが特徴で、アームレスト(肘掛)先端のレバーを引くと、背もたれがリクライニングすると同時に座面が前に迫り出します。

展望席
展 望 席
昔も今も愛されている人気のシート。
シンプルで、ノスタルジックで、
ほっと和める。

ゆるやかな傾斜の前面ガラスを使用。中央に窓枠がありますが、ほとんど気にすることなくフロントビューを楽しめます。また、シンプルな作りがかもしだす雰囲気はどことなくノスタルジックで、不思議と旅情をそそるもの。ゆったり自己流の旅を楽しみたい方におすすめです。

LSEイラスト