HTML5 Webook
11/44
「ヒヤリ・ハット/気づき・気がかり」の改善事例●問題点新宿1号踏切は通行者の無理な横断や踏切内への人の滞留が多く発生し危険である。●対策すでに設置されていた注意喚起表示が見難くなっていたことから、この表示を更新するとともに、新たな注意喚起として路面への表示を実施しました。また、この踏切は外国人の通行者も多いことから4カ国語での標記としました。改善前改善後改善後(表示部分)グループワイドでの安全管理体制の強化について2008年度より、小田急グループの交通事業者各社(鉄道、バス、タクシー、索道、船舶)の安全統括管理者ならびに運転管理者などが出席して、各社の安全マネジメントに関する取り組みの発表や情報交換などを行う「小田急グループ交通事業者安全統括管理者会議」を開催しています。各交通事業者からのニーズを踏まえ、「交通モード別での分科会」活動や、「交通モード別による合同講演会」などを実施しました。これらの活動を通じて、小田急グループ交通事業者全体の安全管理体制の強化を継続して推進していきます。安全の取り組み例 安全キーワード:「ヒヤリ・ハット」情報「ヒヤリ・ハット」情報とは、実際に発生した事故・トラブルに関する情報のみならず、そのまま放置しておくことにより事故・トラブルの発生につながるような情報(事故の芽)のことです。ハインリッヒの法則では、「一つの重大な事故の背景には、29の軽微な事故があり、300の異常(事故の芽)が存在する」と言われています。事故の芽の情報に基づき必要な対策を講じることにより、事故・トラブルの未然防止が図られます。軽微な事故:29事故の芽:300重大事故:1小田急グループ交通事業者安全統括管理者会議安全管理体制11
元のページ
../index.html#11