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脱線事故防止に努めています。⑴ ガードレールの設置従来より、曲線半径400m未満の全ての曲線に脱線防止ガードを整備してきましたが、2014年に発生した相模大野構内での車両脱線事故を踏まえ、全ての側線用分岐器にポイント先端ガードを設置し、安全性の向上を図っています。⑵ 車輪の塗油急ブレーキをかけた場合などには、車輪に傷(フラット)が入ることがあります。当社では、フラット検出装置を2カ所に設置して常時監視を行っており、傷が付いた車輪は速やかに削り直し、正しい形を維持しています。しかし、削り直しを行った後は、車輪とレールの摩擦が一時的に大きくなり、車輪がせり上がる恐れがあるため、車輪への塗油を実施しています。安全性に優れたATSを整備しています。D-ATS-Pの整備ATSは、列車が停止信号を超えて進んだり、信号を見誤って出発したときに自動的にブレーキをかけ、衝突や脱線などの重大事故を未然に防ぐためのバックアップ装置です。当社が2015年に更新を完了した新しいATS(D-ATS-P)※は、レールや地上子からのデジタル伝送により、前方の信号機や距離など多くの情報を授受でき、信号機のほか急曲線や分岐器、線路終端などに対して防護を行って います。※D-ATS-P:Digital Automatic Train Stop Patternの略25km/hー 制御の速度ー 実際の速度▼ 地上子45km/h自動列車停止装置(D-ATS-P)75km/h区間最高速度連続した細かい制御が可能■ 信号変化に対する速度制御イメージ車輪削正作業26

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