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科学的分析力向上に取り組んでいます。各部門では業務の特性を踏まえた独自の分析手法を導入し、事故などの背後要因や発生傾向の分析を行い、対策の検討、実施につなげています。 安全キーワード:科学的分析力鉄道の運営にはさまざまな専門技術を要し、それらが組み合わさって安全・安定輸送を実現しています。このため、事故の分析を行う際はその専門技術に最も適した手法を用います。当社では、一般に用いられる「m-SHELモデル」「ヒューマンファクター分析法」「なぜなぜ分析」などの科学的手法に準じて、各部門で独自の分析手法を開発しています。「未然防止」に対する取り組みの強化2部門内容運転車両部(運転担当) ●「小田急型事故分析シート」を開発し、背後要因や発生傾向を分析、再発防止に向けた対策を検討、実施運転車両部(車両担当)●「小田急型事故分析シート」を活用し、過去の事例を題材に分析訓練を行い、定着化を図るとともに人的・物的両面で万全な再発防止を図る旅客営業部 ●「旅客営業部型事故分析シート」を活用し、信号扱者の信号操作のミスの発生傾向を分析。分析結果を踏まえた訓練、対策を実施工務部 ●「ヒューマンファクター分析法」を活用し、事故の直接原因や背後要因、対策の効果などを検証することで同様の事故の再発防止を図る電気部 ●電気部で独自に作成した「事故分析法」を活用し、ヒューマンエラーの背後要因や発生傾向を分析して対策の検討、実施を図る複々線建設部●一般に用いられる「なぜなぜ分析」を導入し、その原因に基づく再発防止策を実施28
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