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File 1祖師ヶ谷大蔵向ヶ丘遊園和泉多摩川狛 江喜多見成城学園前千歳船橋経 堂豪徳寺梅ヶ丘世田谷代田下北沢東北沢新 宿複々線区間11.7km1.6km9.4km(千代田線)1964年 12月 都市計画決定2003年 1月 都市計画変更決定2004年 9月 工事着手2013年 3月 在来線の地下化 (9カ所の踏切を廃止)2018年 3月 3日 複々線完成2018年 3月17日 ダイヤ改正2018年度 事業完了(予定)複々線化完成区間下北沢地区(東北沢~世田谷代田間、地下式)代々木上原9.4km複々線完成区間0.7km複々線完成区間登 戸 1989年に始まった複々線化工事は、着工から約30年を経た2018年3月2日終電後、下北沢地区での線路切り替え工事により完成、翌3月3日初電から代々木上原~登戸間(11.7km)の複々線が全面使用開始となりました。同17日には、複々線を活かした新しいダイヤでの運行を開始、朝ラッシュ時間帯の混雑緩和や所要時間の短縮などの抜本的な輸送サービスの向上が実現しています。 複々線区間においては、バリアフリーに配慮した駅設備の整備や、地下トンネル区間での非常時に備えた排煙・排水装置の設置など各種安全対策を実施しています。長期に及んだ工事期間中においては、工事を安全・確実に実施することを第一に、ご利用いただくお客さまに対する注意喚起や安全対策にも実直に取り組んでまいりました。改めて、お客さまの多大なご理解とご協力の下で、大きな事故もなく工事を完了できたことに御礼申しあげます。 今後も、ホームドアの設置など、お客さまのさらなる「安全」と「安心」のために取り組んでまいります。 小田急の複々線化事業は、鉄道を立体化して踏切を廃止する東京都の連続立体交差事業と一体的に実施しており、事業区間にあった39カ所全ての踏切がなくなりました。鉄道・道路の安全性が大幅に向上したことに加え、踏切での慢性的な交通渋滞の緩和や、市街地の一体化、駅周辺の整備や街づくりも促進されています。(上)東北沢~世田谷代田間の緩行線トンネルが完成し、複々線全線が開通。朝方ラッシュ時間帯の混雑緩和と所要時間の短縮が図られた (下)下北沢駅では多目的トイレの整備などバリアフリー化を実現■ 複々線区間2017年度のトピックス複々線の完成に見る安全の取り組み04構想から約50年、着工から約30年の年月を経て、2018年3月に複々線が完成、代々木上原~登戸間での複々線による運転が始まりました。
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