災害・テロ等に対する体制・設備の強化3異常気象への対応⑴ 大雨に対する備え大雨などによる線路脇斜面の土砂崩壊を防止するため、「法面(のりめん)防護工事」を推進するとともに、法面の異常を検知し関係各所ならびに運転士に知らせる「土砂崩壊検知システム」を、全線24カ所に設置しています。法面防護工事土砂崩壊検知システム雷予報システム防雷設備避雷器⑵ 落雷に対する備え電気設備は年々高度化していますが、雷に弱いという一面があります。鉄道も多くの電気設備を使用しているため、落雷は列車運行への大きなリスクとなっています。そこで、鉄道電気設備への落雷防止対策として、電気設備に電力を供給する配電線に「避雷器」を設置しているほか、落雷を抑制する「防雷設備」を4区間に設置しました。「防雷設備」は、過去に落雷による被害を受けた区間を優先して導入を進めています。また、民間気象情報会社から提供を受けた雷予報システムを活用し、当社沿線での発雷予測情報に基づいて事前に警戒態勢をとっています。落雷による被害が発生した場合は、このシステムにより落雷地点を把握し、被害状況の想定と復旧体制の確立を進めます。28
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