を開始しました。またこのホームの一部には、新たな機能としてホームと車両のすき間での転落を防ぐため、ホームドアと連動した可動ステップを設置しました。引き続き、今後も他駅へのホームドアの設置に鋭意取り組んでまいります。 また、2018年度末には、安全の啓発施設として小田急研修センター内に「安全深思塾」を新設しました。今後、「安全深思塾」での啓発プログラムの受講を通じて、さらに安全を高めるためには何をすべきなのか、社員一人ひとりが自分自身と真摯に向き合い、自ら気づき、考動につながるよう努めてまいります。 引き続き、「日本一安全な鉄道」をめざすべく、さまざまな取り組みを進めてまいります。 なお、この安全報告書は、鉄道事業法第19条の4の規定に基づき、お客さまの安全を守るための基本方針や管理体制、2018年度における具体的な取り組みなどをご報告するものです。ぜひ、この報告書をご一読いただき、当社の安全への取り組みについてご理解を深めていただければ幸いです。2019年6月小田急電鉄株式会社 取締役社長基本理念「安全報告書 2019」の公表にあたり 平素より、小田急電鉄をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 小田急電鉄では、鉄道事業法第18条の3の規定に基づく「安全管理規程」を2006年10月に制定するとともに、基本理念に「日本一安全な鉄道」をめざすことを掲げ、安全管理体制の整備をはじめ、安全性を向上するためのさまざまな施策の実施や設備の維持・改善などに努めております。 また、2018年度から、新たに3カ年の安全に関する中期経営計画を策定し、「強靭かつ柔軟な『現場力』の強化」「『未然防止』に対する取り組みの強化」「災害・テロ等に対する体制・設備の強化」「安定輸送を実現する取り組みの推進」の4つの安全重点施策を掲げるとともに、具体的な数値目標として「安全」「安定」「安心」の3つの指標からなる安全努力目標を毎年定め取り組んでいます。 そのような中、2018年3月の代々木上原~登戸間の複々線完成により、速達性の向上、混雑の緩和を図ったほか、2019年3月のダイヤ改正より新宿~代々木上原間の各駅停車10両化運転による輸送力の増強、開成駅の急行停車などさらなる輸送サービスの向上を図りました。 安全性向上の観点では、代々木八幡駅において新しいホームの使用開始に合わせ、ホームドアの使用トップメッセージ03
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