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各種訓練の実施10安全重点施策に基づいた取り組み1防災訓練毎年、大規模な鉄道事故や大地震の発生を想定し「大規模鉄道事故事業継続計画(鉄道事故BCP)」「大規模地震事業継続計画(地震BCP)」等に基づき、初動対応・対応方針の決定・指示伝達について訓練を行い、対応力の向上を図っています。3警察・消防機関との合同訓練事故が発生した際の、警察・消防機関との連携や軌道内で活動する際の注意点、また、救出作業に必要な鉄道車両の構造などについて、実際の車両を使用し、より実践的な訓練を実施しています。2異常時総合訓練重大事故が発生した際に迅速に対応できるよう、毎年、異常時総合訓練を実施しています。この訓練は「踏切で列車と自動車が接触し脱線、負傷者が出ている」という想定のもと、警察・消防機関と連携し事故発生時の初動対応と、ご乗車のお客さまの降車誘導、駅でのお客さまへの情報提供、技術職場による復旧対応と二次災害防止について確認しています。4代替バス輸送訓練大規模地震や鉄道事故などにより、長期間にわたり鉄道を運休せざるを得ない状況になったことを想定し、グループバス会社と合同で「代替バス輸送訓練」を実施しました。この訓練では、あらかじめ設定した代替のバスルートを実際に走行し、乗車位置への誘導や停車駅、所要時分などの情報提供など、マニュアルで定めた実施手順の確認と課題の検証を行いました。いつ発生するか分からない異常時を想定し、さまざまな訓練を実施しています。訓練後には問題点などについて意見交換し、取り扱いの見直しなどの改善を図っています。

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