その他の取り組み22安全重点施策に基づいた取り組み1D-ATS-Pの導入ATSは、列車が停止信号を超えて進行したときや、信号を見誤って出発したときに自動的にブレーキをかけ、衝突や脱線などの重大事故を未然に防ぐためのバックアップ装置です。当社が2015年に更新を完了したATS(D-ATS)※は、レールや地上子からのデジタル伝送により、前方の信号機までの距離など多くの情報を授受することができます。また、信号機のほか急曲線や分岐器、線路終端などに対して運転の制御をしています。※D-ATS-P:Digital Automatic Train Stop Patternの略◦信号変化に対する速度制御イメージ2事故の風化防止過去に発生した事故の再発防止対策や教訓の風化防止を図るため、各部門でさまざまな取り組みを行っています。部 門内 容運転車両部(運転担当)過去に発生した鉄道人身障害事故の再発防止策として、駅発車時の安全確認の徹底を図るとともに、風化防止のため定期的に講演会を実施運転車両部(車両担当)後世に伝承すべき事故を「事故事例パネル」にして展示し、若年者教育などに活用しているほか、他職場からの見学にも活用旅客営業部夜間作業取り扱いに関する誤扱いの再発防止と過去事例の風化防止を図るため、「夜間作業取扱い教育」を実施工務部安全意識の向上を図るため、「事故防止の日」「労災防止の日」など、過去の事故や災害を振り返る日を設け、「事故事例研究」などを実施電気部「電気部事故防止フォーラム」や「電気部事故防止伝承教育」を開催し、安全意識の向上を図るとともに、事故資料集を活用した事故事例研究を実施25km/hー 制御の速度ー 実際の速度▼ 地上子45km/h自動列車停止装置(D-ATS-P)75km/h区間最高速度連続した細かい制御が可能
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