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26安全重点施策に基づいた取り組み3津波からの避難対策本鵠沼~片瀬江ノ島駅間の各駅に、「災害時の避難場所」を掲出するとともに、藤沢市が作成した「津波避難マップ」に基づき、鵠沼海岸駅~片瀬江ノ島駅間の架線柱に避難経路を示した看板を設置し、高台への避難方向を明確にしました。また、地震発生時のお客さまへの案内方法についてマニュアルを作成し震災に備えているほか、大津波警報が発表され、直ちに列車の乗客や沿線のお客さまなどが避難する必要がある場合には、踏切遮断が避難の妨げにならないよう、電気司令所で藤沢~片瀬江ノ島間の給電を一括で停止し、踏切の機能を停止させます。これにより、閉まっている踏切の遮断かんを手で押し上げることで、避難者や自動車などの通行が可能となります。4代替通信手段の確保大規模地震発生時は、通常の通信網が被災したり、安否確認などの多くの通信が輻輳(ふくそう)するなど、安全確認や復旧作業に必要な通信手段が機能しない事態が予想されます。このため、日頃より業務で使用している保守無線、専用電話回線、鉄道内線電話など、当社専用の通信設備を発災時の通信手段としても使用できるよう整備しています。また、衛星携帯電話やNTT災害時優先電話、JR電話を設置し、社外との代替通信手段を確保しています。5お客さまへの情報提供公式アプリ「小田急アプリ」を配信し、列車運転状況や震災時支援マップ、ペアリング表示によるご家族などの位置情報表示(災害時のみ)などの機能を提供しています。また、主要駅では、運行異常が発生した際に、列車運転状況や他社線への振替輸送経路などを発信する「運行情報ディスプレイ」を設置しています。6帰宅困難者を想定した備蓄品の配備全70駅に備蓄品(飲料水、レスキューシート、簡易トイレ)を配備しています。その他、災害時対応の飲料自動販売機を一部の駅に設置しています。自治体と当社の間では、大地震発生時、一時滞在施設の開設状況の連絡や誘導方法などを取り決めています。「災害時の避難場所」サイン「災害時の避難場所」ポスター運行情報ディスプレイ

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