卓越した技と美の極みで中世ヨーロッパ貴族を熱狂させたヴェネチアン・グラス。ここでは名品と謳われる約100点を一堂に展示しています。併設の「現代ガラス美術館」では、苦難の時代を経て１９世紀以降に復活したヴェネチアン・グラスの作品を中心に紹介。伝統から造形芸術への進化にご注目ください。

19世紀フランス印象派の代表モネ、ルノワールを中心に、セザンヌ、ゴーギャンなどポスト印象派、シャガールやピカソまで西洋近代絵画を幅広く収蔵。ポーラ・オルビスグループの前オーナーが収集した日本画や彫刻など約10,000点を収蔵しています。ガレのガラス作品や各時代の東洋磁器といった工芸品も充実。

2018年3月11日まで：開館15周年記年展｢100点の名画でめぐる100年の旅｣
2018年3月17日〜7月16日：｢エミール・ガレ展｣（仮）
※2018年3月12日〜16日は休館（予定）

『星の王子さま』の作者サン=テグジュペリの生涯と作品を、9つのエポックでたどるミュージアムです。写真や手紙、愛用品などを展示するほか、幼少時代やニューヨーク亡命時代を過ごした部屋などをイメージ再現。また、映像ホールでは物語のハイライトを迫力の400インチスクリーンで上映しています。

※2018年1月9日〜12日は休館

アール・ヌーヴォーとアール・デコの巨匠、ルネ・ラリックの作品を所蔵する美術館。七宝の色彩豊かなジュエリーからガラス作品まで、日本最多の1,500点の中から常時230点あまりを公開しています。ラリックが室内装飾を施したオリエント急行の車両内でティータイムが楽しめる特別展示「ル・トラン」も注目です。

｢ラリックの花鳥風月展｣ 2017年12月23日〜2018年4月1日

近現代の彫刻家の名作約120点を、箱根の大自然の中に展示している野外美術館。作品をいろいろな角度から眺めたり、家族や友人たちと散策しながら語り合ったり、芸術と自由にふれあえます。300点あまりのコレクションを順次公開しているピカソ館、天然温泉の足湯もあり、アートと憩いの時間を過ごせます。

｢鈴木康広 始まりの庭｣ 2018年2月25日まで

戦後の日本画の素晴らしさを啓蒙することを目的に、現代日本画に焦点を絞ったユニークな美術館です。文化勲章受章画家の山本丘人をはじめ平山郁夫、加山又造など巨匠から若手実力派の作品まで4,000点以上を所蔵しています。芦ノ湖の大パノラマを一望できる箱根随一の眺めも、この美術館の自慢のひとつです。

｢開館３０周年記念 特別展『戦後日本画の山脈』｣ 開催中
収蔵作品の中から厳選した作品を展示しています。