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鉄道運転事故などの発生状況と再発防止策8駅構内の巡回非常通報装置等使用方法の周知車内の警戒添乗駅ディスプレイなどによる列車の非常通報装置周知護身術訓練防護装備品の配備312021年度に発生した主なトラブル発生日時:2021年8月6曰 20時30分頃場  所:成城学園前駅〜祖師ヶ谷大蔵駅間 上り線支障時間:3時間45分影響人員:49,000人概  況: 運転士は成城学園前駅~祖師ヶ谷大蔵駅間走行中、車内非常通報装置の動作を認め停車した。その直後に非常用ドアレバーが操作され、お客さまが車外に退避していたため、車掌は発報信号を操作した。状況を確認すると刃物を所持した男性が複数のお客さまを負傷させ、一部のお客さまが線路に降車していた。 お客さまからの情報により、車内で刃物を所持した男性が乗客を切りつける傷害事件が発生していることを把握、その後、お客さまの応急手当や避難誘導を実施、警察による現場検証を経て、全線の運転を再開した。対  策:(1)駅構内や車内における巡回警備の強化(2)警察との連携の強化(3)駅事務室と車両の乗務員室に防護盾や救急用品の整備(4)現場対応力を向上させる教育・訓練の実施(5)乗客の安全な避難誘導の徹底(6)各種非常設備の表示の共通化(7)利用者への協力呼びかけ(8)車両新造時や大規模改修時における車内防犯カメラの設置(9)手荷物検査に関する環境整備 輸送障害(成城学園前駅〜祖師ヶ谷大蔵駅間で発生した車内傷害事件)事 象

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