スポット
ロマンスカーミュージアム
ママカメラマンが提案!
ロマンスカーミュージアムで子どもを素敵に撮る方法
子どもとお出かけしたときは、思い出になる良い写真を残したい!と思いますよね。でも、一体どこでどう撮れば素敵な写真になるのかわからない!という声もよく聞きます。
この記事では、写真家・石野千尋さんにご協力いただき、ロマンスカーミュージアムで子どもを撮影するときのおすすめスポットやコツを教えていただきました。鉄道好きという石野さんならではの視点がもりだくさんです! ぜひ参考にしてください。
準備を楽しむことも素敵写真を撮るコツのひとつ!
仕事でもプライベートでも、子どもの写真を撮影することが多い石野さん。子どもを上手に撮る方法を伺ったところ、準備にもコツがあることが発覚! まずは、石野さんがお出かけスポットに行く前に必ず行っている2つのことをご紹介します。
1.Instagramで事前リサーチ
施設などの公式サイトはもちろん、それ以上にチェックするのがInstagramだという石野さん。
「Instagramは素敵な写真がたくさん載っているので、ここで撮りたいな〜と行く前から妄想しています。また、最近は映え写真だけではなく『ベビーカーは必須』などママのリアルな声も載っているので参考にしています!」
2.子供服のコーディネート
スポットの世界観に合わせて、子供服をコーディネートするのが石野さん流。
「今回は、ロマンスカーの雰囲気に合わせてオレンジやブラウン系でコーデしました。自分の服よりも子どもを優先しがちです(笑)」
お子さま連れのお出かけは、ただでさえ大変です。無理のない範囲で石野さんのように準備していくと、より楽しめそうですね。
ロマンスカーミュージアムのおすすめ撮影スポットは?
上手く撮るコツも紹介!
「ロマンスカーミュージアムでは、ここならではの写真がたくさん撮れます!」と話す石野さん。ミュージアム内のおすすめ撮影スポットと、撮り方のコツを教えていただきました。
以下4つのポイントとともに、石野さんが撮影したお子さま(いちかちゃん4歳・あらたくん1歳)の写真を見ていきましょう!
1.「ロマンスカーギャラリー」で普段は撮れない写真を残そう!
2. キラキラな瞳が撮れる!「ジオラマパーク」
3. 自然な表情を引き出せる!「キッズロマンスカーパーク」
4. 背景を含めて撮影を!「ステーションビューテラス」&「ヒストリーシアター」
1.「ロマンスカーギャラリー」で
普段は撮れない写真を残そう!
●引退車両と一緒に!
ロマンスカーギャラリーには、SE(3000形)やNSE(3100形)など、現役を引退した5つの車両が並んでいます。引退車両と一緒に撮るのは、普段できないことですよね。常設展示なので、いつ行ってもレトロなロマンスカーと一緒に撮影可能です。SE(3000形)の前には日付プレートが置いてあるので、記念写真にもなりますね。
・撮影のポイント
高さのあるものと一緒に撮影するときはスマホを逆さまに持つとGOOD!
下から煽るように撮ることで立体感が出て、よりダイナミックで印象的な写真になります。撮影するときは、上の写真のようにスマホを逆さまに持つことで、楽にポジションをとることができます。
●車内通路でパチリ!
ロマンスカーギャラリーには、中に入れる車両があります。車内通路での写真撮影は、運行中のロマンスカーでは他のお客さまの迷惑になります。危険でもあり、こちらも普段は撮れない写真! ロマンスカーミュージアムを訪れた際は、ぜひ試してみてください。
・撮影のポイント
ポーズの工夫でおしゃれ写真に!
真正面に立ってポーズもいいですが、振り向いた感じで撮影すると、より可愛いらしい写真になります。これから旅に出るような、ワクワク感も出せますね。
●電車を外からのぞく&タッチ!
電車の外からのぞいたり、タッチすることも普段はできないこと。まるで本物の駅にいるような、ここでしか撮れない写真の完成です。
・撮影のポイント
声かけを工夫しよう!
そこで止まってほしい!というときに、子どもが動いてしまうことってありますよね。石野さんに声かけのポイントを聞くと「『電車の中に何がある?のぞいてごらん』『電車に背中をペッタンしてみようか』など、子どものやってみたい気持ちをくすぐると、上手くいくことが多いです」と回答が。子どもの機嫌しだいなところもありますが、ぜひ挑戦してみてください。
●展望席に乗せた子どもを外から撮影!
ロマンスカーギャラリーには、展望席に座れる車両もあります。展望席を外から撮る、こんな写真もロマンスカーミュージアムならではです。
・撮影のポイント
撮影する人も楽しみながら子どもたちを誘導して
撮影側が手を振ったり、ポーズをしたりすると、子どもが真似してポーズをしてくれる事も!
2.キラキラな瞳が撮れる!
「ジオラマパーク」
- 感情が伝わってくるような写真に!
細部にこだわりがあり、大人も夢中になるジオラマパーク。つい全体像を撮りたくなりますが、グッと我慢して子どもの視線に注目を!
「何かに夢中になっているキラキラな瞳は、幼少期を過ぎるとなかなか撮れない表情ではないでしょうか。ぜひお子様の視線に注目してシャッターを切っていただきたいです」(石野さん)
・撮影のポイント
電車を追う視線を撮って!
ジオラマパークには、子どもの目の高さを電車が走る窓があります。電車が来るタイミングで撮るのがおすすめです。ママもカメラの位置も子どもと目線の高さを合わせるのがポイントです!
3.自然な表情を引き出せる!
「キッズロマンスカーパーク」
●そのまま撮るだけで絵になる!
ロマンスカーをモチーフにした遊べるスポット「キッズロマンスカーパーク」。ごっこ遊びができる喫茶室や、ロマンスカーのかたちをしたアスレチックがあります。空間自体が可愛いので、そのまま撮るだけで絵になります。また、子どもたちが夢中になる仕掛けもたくさんあり、自然な表情を撮影できます。
・撮影のポイント
子どもたちを奥にポジショニング!
子どもに寄りすぎず少し引いて、手前のものが入る構図で撮ると、奥行きが増して臨場感が生まれます。カメラを意識させず、遊んでいる素のままの姿をこっそり撮るのがおすすめです!
※ロマンスカーアスレチックへの入場は、入館料と別にチケット購入が必要です。
料金:大人200円・子ども300円(3歳以下無料)
時間:45分間(完全入れ替え制)
4.背景を含めて撮影を!
「ステーションビューテラス」&「ヒストリーシアター」
子どもの写真を撮るときは顔が写るように寄ってしまいがちですが、寄れば寄るほどその場所の雰囲気は伝わらなくなります。せっかく遊びに来たからには、スポットの雰囲気も残したいですよね。
「子どもとのお出かけスポットを友達におすすめしようと写真を見せたときに、場所の良さが伝わらなかった…なんて経験、ありませんか? スポットの雰囲気も写真に残すには、奥行きのある場所で背景を広めに撮るのがおすすめです」(石野さん)
ロマンスカーミュージアムのなかで広角で撮るスポットとしておすすめなのが「ステーションビューテラス」と「ヒストリーシアター」です。
ぜひ、スポットの風景とともに、子どもたちの“今”を写真に残してください。
ロマンスカーミュージアムはお土産も充実
ロマンスカーミュージアム内には、小田急電鉄のオフィシャルグッズショップ「TRAINS」が入っています。ロマンスカーにまつわる雑貨や模型など、余韻に浸れるグッズがそろっています。最後に立ち寄って、楽しい思い出と一緒に持ち帰ってはいかがでしょうか。
ロマンスカーミュージアムの基本情報
ロマンスカーミュージアムの料金、営業時間、休館日は以下の通りです。事前予約制ではないので、チケットはミュージアムで直接ご購入ください。
●料金
一般 | 団体(20名さま以上) | 障がい者 | |
大人(中学生以上) | 900円 | 800円 | 450円 |
子ども(小学生) | 400円 | 300円 | 200円 |
幼児(3歳以上) | 100円 | 50円 | 50円 |
※お支払いは現金、交通系ICカードまたは各種クレジットカードがご利用いただけます。
※団体でのご入館をご希望の場合は、団体予約ページより予約できます。
●営業時間 10:00~17:00(最終入館 16:30)
●休館日 毎週 火曜日、12月31日、1月1日
※別途、休館日を設ける場合がございます。
写真家・石野千尋さんが活躍するママカレとは?
『ママカレ』とは、小田急電鉄が主催する“わたしらしく生きたいママ”のためのコミュニティです。ママ同士が学校のキャンパスのように交流でき、豊富なコンテンツから「やりたいこと」「知りたいこと」を探すことができます。育児中、そしてその後の人生を豊かにするヒントが満載です。
講師もゼミも、参加者は全員ママ(※出産予定者も含みます)! 同じ&近い価値観で楽しめます。無料なので、興味がある方はぜひご入学ください。
ママカレ https://mama-c.com/
石野千尋さんプロフィール
1983年生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業後、渡英。Central Saint Martins,London Collage of communicationを卒業。在学中より仕事をはじめ、色と光を大切に写真・動画などいろいろな分野で活躍中。
ママカレの「石野千尋ゼミ」では、撮る時に気をつけていることや、撮り方のポイント、ちょっとしたコツ、プリントのまとめ方や飾り方など、誰でも無理なく簡単にできるTipsを教わることができます。
Instagram https://www.instagram.com/chihiroishino/
写真 石野千尋、柏木ゆり
構成・文 川瀬美智子