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スポット

東京農業大学「食と農」の博物館

親子で一緒に学ぼう!食と農の「今まで」「今」「これから」

経堂駅南口から農大通りを進んだ先、東京農業大学世田谷キャンパスの正面に、同大学が運営する「東京農業大学『食と農』の博物館」があります。入口の大きな鶏の像(ナレースワン大王鶏というタイの闘鶏 )が目印で、建物は建築家の隈研吾氏が設計され、訪れた人々と研究者との交流が自然に生まれる博物館になっており、何より「入場無料」で様々な企画展示や体験イベント等も充実しています。

館内の常設展示(2階)では、鶏の先祖とされる野鶏や国の天然記念物に指定されている日本鶏など約120の剥製、珍しい酒器、そして農家の古民家を再現し古農具の歴史的背景や使用法を解説するジオラマが展示されています。意外にもお子さまに人気があるのが、同大学の卒業生蔵元が造る代表銘酒の酒瓶280本が展示されているコーナーで、圧巻です。

「鶏剥製の学術標本」
農大「村の古民家」
「東京農業大学卒業生の蔵元 銘酒紹介コーナー」 ”東京農業大学「食と農」の博物館”提供

「生きもの空間」バイオリウムには、博物館と一緒に活動している進化生物学研究所が世界各地の熱帯地方で入手したバオバブ、大きな玉型サボテンや柱サボテン、それらの先祖とも言われる原始的なモクキリンなど、珍しい植物がたくさんありますので、ぜひ間近で見比べてください!またマダガスカル固有の原始的なキツネザル(レムール)や体重50キロを超える巨大なケヅメリクガメがいて、もしかしたらその散歩姿に出会えるかも・・・。博物館1階にいるナギナタナマズは、実はあの有名なシーラカンスにも負けないほどの古い形質を持った古代型魚類の一種で、東南アジアが原産の淡水魚類です。ここでは、研究員が魚類の進化や食物連鎖の話しをしてくれることもあります。
不定期ですが、専門の研究員がバイオリウムや博物館の一部を解説してくれる「バイオリウムツアー」(有料)も開催されていて、人気です!
★「バイオリウムツアー」の詳細については(一財)進化生物学研究所ホームページから

「玉型サボテン「キンシャチ」」
「ケヅメリクガメ」
「ナギナタナマズ」

建物内はバリアフリー対応しており、多目的トイレ内にはオムツ替え専用のベッドも配備されるなど、小さなお子さまをお連れのお客さまにも優しい施設になっております。
お子さまから大人まで一緒に学べて楽しめる、世代を問わずワクワクするそんなスポットに、ぜひお出かけください!

成城学園前管区 中川

館内見学は基本入場無料です。親子で楽しめ勉強になり、お子さまの自由研究にもうってつけです!

東京農業大学「食と農」の博物館

住所 東京都世田谷区上用賀2-4-28
「経堂」駅、「千歳船橋」駅より徒歩約20分 
「千歳船橋」駅からバス「渋23 渋谷行き」「用01 用賀駅行き」
 いずれも「農大前」下車徒歩3分
最寄駅 経堂、千歳船橋
URL https://www.nodai.ac.jp/campus/facilities/syokutonou/