★小田急 春の親子体験イベント ★
2025年3月28日(金)、大野総合車両所において「大野総合車両所見学会」を開催しました。
当日は事前の抽選で当選されました23組46名の親子にご参加いただきました。 未明から降っていた雨もみんなの願いが通じたのか、開催時間にはすっかり上がり、青空がのぞいてきました!
大野総合車両所の施設・設備や作業内容などを映像にてご紹介したあとは、いよいよ大野総合車両所内の見学へ。
はじめに、全員で大型クレーン2機による電車車体の吊り上げ作業を全員で見学いたしました。 クレーンで車体が持ち上げられる様子は圧巻でした!車体を台車上に下ろす位置を細かく調整しながら、合図笛を使用して少しずつ下ろしていく作業には、みなさん、目が釘付けでした!
そのあとは4グループに分かれて見学。
検査のために車両から取り外された台車や車輪、モーターなど、装備品の整備風景を車両所のスタッフから説明を受けながら見学しました。(間近で見てみるとサイズの大きさにびっくり!)実物の操作ボタンでパンタグラフを上げ下げする体験や、車輪をハンマーで叩いて防音車輪の音の違いを聞き比べてみました。
車輪を車軸から油圧を使用して取り外す作業では、スタッフから「大きな音が出るぞ~!!」とひと声かけ、「パーン!!」と大きな音が響き渡り、みんな耳を塞いでました。
大野総合車両所内に保存中の旧1000形車両では、運転席でブレーキハンドルを操作したり、ドアーの「開閉操作」体験や車掌用マイクを使用してアナウンス体験を行いました。少しはにかみながらアナウンスするお子さまもいれば、プロの車掌にも負けない堂々としたアナウンスをするお子さまもいました!
記念撮影コーナーでは、通勤車両8000形と大野総合車両所構内入換用の電気機関車の運転席に座って記念撮影。みんな思い思いのポーズで「ハイ、チーズ!」
8000形では過去に使用したヘッドマーク(「オーキッド号」)を特別に掲出、行先表示も「通勤準急 新宿」と普段は見られない珍しい表示でこちらも撮影が止まりませんでした。
最後に8000形車内でお子さま一人ひとりに「修了証書」をお渡ししてイベントは大盛況のうちに終了いたしました。
「電車の病院」でもある大野総合車両所、普段はなかなか入れないところで貴重な体験ができました。小田急の秘密を知ることができたかな? もっともっと小田急を好きになってくれたかな?
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
運転車両部 大野総合車両所 松永 利忠
見学会当日の朝まで雨が降っていましたが、お客さまの期待が伝わったのか見学会が始まる頃には雨も止み一安心しました。
私は、8000形の運転室を担当させて頂きましたが、お子さまはみんな制帽を格好よく被り、普段入ることのできない運転室の運転席に座り「出発進行!」と目を輝かせながら楽しむ姿は、さながら運転士そのものでした。また、ご家族とともに記念写真をお撮りしましたが、皆さまの晴れやかな笑顔と喜びにあふれる姿を拝見でき、私も嬉しく思いました。
スタッフ一人ひとりが自分の持ち味を最大限に発揮し、心を込めておもてなしをさせていただきました。正門でのお見送りの際に笑顔で手を振って頂いたことに、皆さまの思い出づくりに貢献できたと感じ、スタッフ一同喜びを分かち合うことができました。