小田急電鉄では、安全運行を支える鉄道現業の裏側に親子で潜入し 、各施設を解説付きで見学・体験いただけるイベント「小田急親子鉄道ゼミ」を毎年開催しています。
2025年9月13日(土)、海老名駅およびロマンスカーミュージアムにて「駅係員・ロマンスカーミュージアム見学編」を開催しました。
時折雨が降る中での開催になりましたが、15組30名の親子にご参加いただきました。
最初に、海老名駅住吉駅長よりご挨拶をいただきました。
同駅斎藤副駅長よりウォーミングアップの特急車型クイズを皮切りに、駅係員の1日をご紹介しました。
駅係員が宿泊勤務ということをご存知の方はどのくらいいらっしゃったでしょうか。
最終列車の運転が終了し、シャッターを下ろした後や始発列車前の駅構内の様子などは中々ご覧になる機会は無いと思います。
改札でのご案内、おつり等の準備・計算、ホームでの列車監視、お忘れ物対応、休憩などを小学校の時間割のように作成された作業スケジュールで交代しながら勤務します。
当社では、お体の不自由な方やご高齢の方へのご案内・お手伝いを適切に行えるように知識・技能を習得した「サービス介助士」という民間資格を取得している係員も多く在籍しています。
今回は、鉄道信号の仕組みを学び、入換合図の体験をしました。
鉄道信号には、「信号」「合図」「標識」があることがわかりました。
特に標識には、様々な種類があります。テストには出ませんが、鉄道を利用される際に探してみてくださいね。
新たな視点で鉄道を楽しむことができるかもしれません。
また、自動改札機や自動券売機の裏側もご覧いただきました。
複雑に機械が組み合わさり、短時間できっぷの判別や発券を行っています。
さらに上下ホームに分かれて、出発指示合図の模擬体験やアナウンス体験を実施しました。
緊張して上手くアナウンスができなかったかもしれませんが、貴重な体験をしていただけたかと思います。
信号扱所では、海老名電車基地内を監視する巨大な連動盤を見学しました。
通常、小田急線は運輸司令所で集中的に運行を監視していますが、運行異常発生時や訓練時には信号扱所の係員の操作で手動に切り替え、信号やポイント(転てつ器)の切り替えを行います。
実際に出庫していく車両の運転士からの「出庫準備完了」連絡のやり取りを見ることもできました。
ロマンスカーミュージアムに移動後は修了式を行い、皆さまに修了証書をお渡ししました。
もころんとの記念撮影の際、もころんのぬいぐるみと一緒に撮っていただいた方もいて、もころんも大喜びでしたよ♪
次に、ロマンスカーミュージアム吉久館長より館内の説明をいただいた後、スタッフの解説付き特別コースでミュージアムをお楽しみいただきました。
普段立ち入ることのできない、「モハ1形」「特急ロマンスカーSE・3000形」の車内にも特別に入ることができました。
昔の車両には木材が使われていたことが分かりましたね。今とは違って、木のぬくもりが感じられるような作りでした。
(現在は車両火災を防ぐため、不燃性や難燃性の材料が使われています)
ロマンスカー車両SEの座席には灰皿がついていて、当時と現在の最新型車両とでは違う部分がたくさんありましたね。
ご参加いただきありがとうございました!
いつの日か一緒にお仕事できることを楽しみにしています!
参加者の皆さん
開催日程 | 2025年9月13日(土) 10:00~13:00 |
---|---|
開催場所 | 海老名駅およびロマンスカーミュージアム |
募集人員 | 15組30名 |
対象 | 小学3~6年生とその保護者 |
主催 | 小田急電鉄株式会社 |