• レポート

小田急親子鉄道ゼミ2025「保線係員・電気係員編」を開催しました♪

 

2025年11月8日(土)、海老名電車基地にて小田急親子鉄道ゼミ2025「保線係員・電気係員編」を開催しました!

応募倍率およそ6.6倍という狭き門をくぐり抜けた16組の親子にご参加いただきました。

 

鉄道や機械類に興味をお持ちのご家族にお集まりいただきました。

秦野工務区、機械保線区、秦野電気システム管理所の皆さんにお越しいただき、お仕事の内容や重機の仕組み、変電所などの設備をご紹介いただきました。

 

座学でのお仕事紹介の後は、いよいよ電車基地内で体験です。

レール締結や道床バラスト(線路に敷き詰められた砕石)の搗き固め体験、タワー車(軌陸車)の走行体験、直流高速度遮断器(高電圧の電気を入り切りできる専用のスイッチ)の操作体験、踏切保安装置(踏切非常ボタン)の操作体験、転てつ機(ポイント)の手回し体験、マルチプルタイタンパーの操作体験および実演などを行いました。

 

レールを実際に持ってみると、少しの長さでもかなり重量を感じます。

専用の器具で持ち上げて、レール交換を実施しています。

工作などで使用する釘とは全然違う「犬釘」と呼ばれる大きな釘を枕木に打ち込む体験もしていただきました。

転てつ機(ポイント)は、普段は自動制御となっていますが、点検や訓練、さらには非常事態の時には実際に手回しを行います。

ハンドルが少し重くて回しにくかったかもしれませんが、日ごろのメンテナンスのおかげで安全運行ができています。

普段は絶対に触ることができない架線などの電気設備も実際に触れてみることができました。

架線は断面がマッシュルームのような形をしており、意外と太いなと感じたり、固いなと感じたりされたのではないでしょうか。

タワー車の走行体験では、トラックで線路を走るという不思議な体験をしていただきました。

タワー車をレールに上手に乗せる作業は正に職人技でした。(経験が大事!とおっしゃっていましたね)

踏切で閉じ込められてしまった時の対処方も学ぶことができました。

・持ち上げるのではなく、「押しながら出る」

非常事態が起こったら、踏切の非常ボタンを押して速やかに乗務員にお知らせくださいね。

 

イベントの最後は、全員でマルチプルタイタンパーの実演見学です!

短い時間と距離でしたが、貴重な稼働姿をご覧いただくことができました。

マルチプルタイタンパー

2チームに分かれて記念撮影を行いました♪

 

見学の後はホールに戻って修了式を行いました。係員から直接、修了証書をお渡ししました。

 

お楽しみいただけましたか?またお会いましょう!

皆さま、ご参加ありがとうございました!

小田急親子鉄道ゼミ2025「保線係員・電気係員編」

開催日程 2025年11月8日(土) 9:30~13:00
開催場所 海老名電車基地
募集人員 16組32名(1組2名)
対象 小学3~6年生とその保護者
主催 小田急電鉄株式会社