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アートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢」のイメージ

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小田急線の複々線化事業によって生まれた「下北線路街」は、今や下北沢の人気スポットとして存在感を増し、週末ともなるとマルシェや音楽イベントなどで大いに賑わいます。2022年には「月」をテーマにしたアートフェスティバルがスタート。地域プレーヤーとともにつくる恒例行事として、年々認知度も高まるなど、下北沢の新たなカルチャーの一つとしてまちに賑わいを生み出しています。

地域プレーヤーが主役のまちづくり

全長約1.7kmにおよぶ小田急線の線路跡地を活用した「下北線路街」では、開発コンセプトである「BE YOU.シモキタらしく。ジブンらしく」を体現すべく、地域プレーヤーと一体となったまちづくりを推進しています。

下北線路街が全面開業したのは2022年5月。以来、個性的な店舗や施設によるさまざまなイベントのほか、毎年春には「下北線路祭」、秋には「ムーンアートナイト下北沢」といったシモキタエリア全体の価値向上を目指すイベントを通して、まちに賑わいを生んでいます。

下北線路街のこれまでの取り組み、イベントのイメージ
下北線路街のこれまでの取り組み、イベントのイメージ

小田急電鉄㈱エリア事業創造部の神保裕香さんは、「全面開業から一定の期間は過ぎたものの、地域のプレーヤーが主体となり、事業者は地域の価値観を重視して支援するというスタイルに変わりはありません。イベントを通じて地域の方の関わりしろを増やし、一緒にチャレンジし続けることで、シモキタの魅力を一層高めていきたいと考えています」と話します。

アートを軸に地域と人をつなぐ

毎年、「中秋の名月」の時期に開催されるアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢」も、地域プレーヤーが中心となり、個性豊かなアートを通じてまちがもつ多様なカルチャーやコミュニティをつなぐことで、シモキタエリアの活性化を図る人気のコンテンツです。

「月」をテーマにしたこのイベントは、まち歩きをしながら気軽にアート作品にふれられるのが最大の特徴で、2024年9月に開催された前回のイベントでは約2週間でのべ50万人以上の人が訪れました。

「今年も9月19日(金)~10月5日(月)の期間、エリア全域でさまざまなコンテンツを展開します。音楽、演劇、映画、ファッション、飲食など、さまざまなカルチャーが集まる”シモキタ”だからこそ、アートを軸に各ジャンルが交わることでシナジーが生まれ、そんなワクワク感が吸引力となって、地域の方々も積極的にイベントを盛り立てています」(神保さん)

ムーンアートナイト下北沢のイメージ

まちの特性を生かした集客の仕掛け

前回のイベントでは、下北線路街はもちろん周辺の商店街でも「月(お月見)」や「ウサギ」をテーマにしたコラボ商品やメニューが登場。アート作品以外にも”映える”ドリンクや料理の写真はSNSでも数多く投稿され、地域経済や駅の乗降客増にも効果をもたらしています。

コラボ商品のドリンクのイメージ
コラボ商品の料理のイメージ

「テレビやWEBをはじめとした各メディアで取り上げていただくことはもちろん、SNSによる拡散など、多くの方に注目していただけるよう心がけています。というのも、持続的な地域の盛り上がりに加え、イベントによりどれくらい駅の乗降客数の増加に寄与できたかという点を重視しており、分析を行っています。昨年はイベントのない直前の期間と比べて、イベント期間における小田急線下北沢駅の乗降客数が約5.6%増加しました」(神保さん)

下北線路街では今後も、シモキタエリアならではの特性を生かした集客の仕掛けをつくり、地域コミュニティの活性化や新しい魅力の発掘から、まちの価値向上につなげていきます。

※内容は取材時のものです。

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