「安全報告書2010」の発行にあたり

平素より、小田急線をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。また、「安全報告書2010」をご覧いただき、重ねてお礼申し上げます。

この「安全報告書2010」は、鉄道事業法第19条の4の規定に基づきまして、お客さまを安全に目的地までお運びするための、事業運営方針や管理体制、2009年度における具体的な取り組みなどをご報告するものです。

小田急電鉄株式会社 取締役社長 大須賀 賴彦
小田急電鉄株式会社
取締役社長

大須賀 頼彦

当社では、鉄道事業法第18条の3の規定に基づく「安全管理規程」を2006年10月に制定するとともに、「小田急電鉄は、日本一安全な鉄道をめざします」を基本理念に掲げ、安全性向上のための設備の維持・改善のみならず、安全管理体制の整備に努めてまいりました。

部門・職種を超え、係員が一致協力して安全に取り組むことが当たり前となるような文化・風土醸成のための諸施策の実施、体系的な指示・伝達および情報共有を行うための組織体制の整備、情報の即時共有とデータベース機能を有する情報システムの構築など、2009年度末までに、継続的な安全性の向上を図っていくための、「コミュニケーション」をキーワードとした「文化・風土」「組織体制」「情報ツール」の整備に一定の成果を挙げることができたものと認識しております。

引き続き、これらを基礎として、さらなる「安全・安定・安心」のレベルアップを目指し、お客さま、沿線にお住まいの皆さまとの「コミュニケーション」を大切に、社員一人ひとりとともに力を合わせて取り組んでまいります。

結びに、この「安全報告書2010」を含め、今までに4回発行してまいりました当社の「安全報告書」をご覧いただき、皆さまの率直なご意見、ご助言などを賜りますようお願い申し上げます。

2010年9月

お客さまに安全と安心を(安全報告書2010)