東日本大震災当日の状況

2011年3月11日14時46分ごろに、三陸沖を震源とし発生した東日本大震災(M9.0)の影響を受け、当社では直ちに全列車を停止しました。同時に、お客さまの状況や被害状況、沿線各地の震度などの調査を開始し、15時25分、当社の危機管理規則に基づき、総合対策本部および鉄道対策検討チームを設置しました。

鉄道対策検討チームの指示の下、引き続き各施設の徒歩点検を行い、被害状況などの情報収集に努め、19時32分に徒歩点検が完了。20時45分には、異常箇所の復旧工事を完了させました。その後、試運転列車による安全確認を行い、24時00分に大津波警報が発令されている藤沢駅~片瀬江ノ島駅間を除く区間で運転を再開、終夜運転を実施しました。

運転見合わせのままとしていた藤沢駅~片瀬江ノ島駅間については、大津波警報が解除された3月12日に、あらためて徒歩点検、試運転列車による安全確認を行い、18時16分に運転を再開しました。

危機管理体制の検証を進めています。

当社では、「最悪の事態を想定することが危機管理の鉄則」という考え方にあらためて立ち、東日本大震災を踏まえ、危機管理体制の検証を進めています。現在、対応状況のまとめや問題点・改善点を洗い出し、必要に応じて規則・マニュアルを見直すなど、自然災害により迅速かつ正確に対応できる体制づくりに努めています。

お客さまに安全と安心を(安全報告書2011)