2015年度に発生した国土交通省令「鉄道事故等報告規則」に基づく、「鉄道運転事故」「輸送障害」「インシデント」の発生状況についてお知らせします。

鉄道運転事故などの件数の推移について。

「鉄道運転事故」について、2015年度は、「踏切障害事故」が4件、「鉄道人身障害事故」が6件の計10件が発生しました。

また、「輸送障害」(鉄道運転事故以外のもので、運休または30分以上の遅延が生じたもの)は40件、「インシデント」(鉄道運転事故が発生するおそれがあると認められる事態)は発生していません。

鉄道運転事故等の件数の推移

鉄道運転事故の分類

列車衝突事故 列車が他の列車又は車両と衝突し、又は接触した事故
列車脱線事故 列車が脱線した事故
列車火災事故 列車に火災が生じた事故
踏切障害事故 踏切道において、列車又は車両が道路を通行する人又は車両等と衝突し、又は接触した事故※
道路障害事故 踏切道以外の道路において、列車又は車両が道路を通行する人又は車両等と衝突し、又は接触した事故
鉄道人身障害事故 列車又は車両の運転により人の死傷を生じた事故(前各号の事故に伴うものを除く)※
鉄道物損事故 列車又は車両の運転により500万円以上の物損を生じた事故(前各号の事故に伴うものを除く)

  • 自殺によるものは「輸送障害」になります。

相模大野駅構内における車両脱線事故の再発防止策等を実施しました。

2014年6月19日に発生した相模大野駅構内における車両脱線事故の再発防止を図るための対策を実施しています。

①分岐器関係の再発防止策

  • 側線用分岐器への脱線防止ガードレールの設置
  • 脱線防止ガードレールの設置が困難な側線用分岐器を普通分岐器へ変更

②車両関係の再発防止策

  • 削正後のすべての車輪フランジ部に塗油
  • 電車からお客さまが降車するための避難はしごの搭載を推進
  • 列車脱線復旧機材の見直しと充実化

お客さまに安全と安心を(安全報告書2016)