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事故を起こさない風土づくり
小田急電鉄の
「安全深思(しんし)塾」とは?

小田急電鉄社員研修施設イメージ

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生活インフラとして当たり前に存在している鉄道の安全は、その運行に携わる全ての社員の高い安全意識によって支えられています。そのような鉄道の安全を、小田急電鉄がこれからも確実に守り続けていくために「安全深思塾」は開設されました。

私たちは安全・安心で快適な輸送サービスを通じて「日本一安全な鉄道」を目指しています。
このような重要な使命を果たすべく、当社においても国土交通省が定める「運輸安全マネジメント制度」に基づいた「安全管理規程」を2006年10月1日に制定し、日々強靭な安全マネジメント体制を構築しています。

「安全深思塾」は、鉄道事故を起こさない風土づくりに向け、社員の安全に対する意識を醸成し定着させるための安全啓発施設として2019年に開設しました。

※社員研修施設のため、一般公開は行っておりません。

安全啓発施設イメージ

過去の事故を「自分事」として事故防止へとつなぐ

小田急電鉄や他社で発生した事故を「自分事」として捉え振り返ることで、社員一人ひとりが「安全」に向けて何をすべきなのか、自分自身と真摯に向き合い、自発的に考え行動することを目指しています。

エントランスには、社長をはじめとする安全深思塾を受講した社員の「私の決意」カードが掲出されています。まずここで、私たちの使命を再認識し、これからの学びに向けた気持ちづくりを行います。

エントランスにある「私の決意」カードイメージ

デジタルサイネージや壁面のパネルを使用して、事故の詳細とともに鉄道事故の恐ろしさや命の尊さを伝えています。また、二度と同種事故を発生させないために、過去の重大事故から得られた教訓や再発防止策を振り返り、この思いを次世代へとつないでいます。

安全深思塾で進行役を務める吉本弘幸さんは「お客さまの平穏な日常を一変させてしまうのが鉄道事故です。現在の鉄道における安全対策は、そのほとんどが過去の悲惨な事故を教訓として定められたものばかりです。これからも過去の事故を風化させることなく、後世に伝え続けていくことが大切です。安全深思塾では、映像やアニメーションを活用して事故の詳細を分かりやすく伝えるとともに、“安全であることの大切さ”など、進行役が想いを伝えることで、受講者の心に残る研修となるよう努めています」と話します。

担当職種に特化した事例をプログラム化

この安全深思塾での研修は、安全管理規程に定められた、鉄道事業に係る社員が対象です。

お客さまを安全に目的地までお運びするためには、駅係員や乗務員、車両の整備、信号やレールの保守点検など、さまざまな職種の社員が携わっています。「安全運行」という一つの大きなミッションの中で担う役割は職種によって全く異なるため、プログラムの中に職種ごとの身近な事例を加えることで、事故の自分事化を促しています。

安全深思塾での研修イメージ

研修終了後には、この「安全深思塾」での気づきや感じたことをもとに、これから自分自身がどのように行動していくのか、一人ひとりが安全への想いを「決意カード」に記入します。

「安全深思塾では、“安全”という当たり前に守るべき使命を伝えるために、一方的な教育を行うのではなく、受講者一人ひとりの想いや気づきを大切にしています。近年、当社を始め同業他社においても、自然災害や車内傷害事件など“想定外”と言われる事象が多発しています。マニュアルにも定められていない事態に遭遇した場合は、自ら考え、最も安全と思われる行動をしなければなりません」と吉本さん。続けて、
「当社は9月30日をもって、『運転無事故事業者表彰』連続10年を達成しました。これは現在、関東運輸局が管轄している鉄道事業者での最長記録となります。この記録は鉄道事業に携わる社員だけでなく、全社員がそれぞれに与えられた職務を全うしたことにより達成できたものです。私たちは引き続きこの施設を通じて、小田急電鉄が日本一安全な鉄道を目指し、お客さまの大切な日常を守り続けるための一助となるよう努めてまいります」

安全深思塾での研修イメージ

小田急グループでは、経営ビジョン「UPDATE 小田急 ~地域価値創造型企業にむけて~」のもと、社会課題の解決を通じた持続的な成長を目指しています。

公共交通の安全・安心を守りお客さまの当たり前の日常を支え続けることは、どんな時代においても小田急グループの根幹にある使命です。
安全に対する意識や思いを次の世代につないでいくため、安全深思塾では研修プログラムをアップデートさせながら社員の異常時対応力を磨いていきます。

※内容は取材時のものです。

INTERVIEWEE

小田急電鉄㈱
安全・技術部 吉本 弘幸

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