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ホシノタニ団地のイメージ

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「人と人をつなぐ団地、人と街をつなぐ団地」をコンセプトに、2015年に座間駅前に開業した「ホシノタニ団地」。以来、地域に根差したにぎわいの創出を進めてきました。開業から10年が経った今、それらの取り組みが地域にどのような変化をもたらしたのか、関わる人の思いを交えて紹介します。

人と人をつなぎ、人と街をつなぐ「ホシノタニ団地」の魅力

小田急線座間駅から徒歩1分という好立地にある「ホシノタニ団地」は、もともと小田急電鉄㈱の社宅であった築50年の団地を魅力あふれる物件にリノベーションしたことで注目を集めました。コンセプトは、「人と人をつなぐ団地、人と街をつなぐ団地」。内装や間取りはもとより、広場やドッグラン、子育て支援施設などを設け、時代に合わせた空間づくりを行っています。こうしたまちに開かれた新しい生活の場としての先端的な取り組みが高く評価され、2016年度の「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞しました。

小田急電鉄アセット事業部の山口千尋さんは、「昔ながらの“団地らしさ”を生かしつつ、建物だけでなく空間全体をリノベーションしたことで、まちと地域住民をつなぐ空間として生まれ変わりました。団地内にある座間市の子育て支援センター『ざまりんのおうち “かがやき”』は、どなたでもご利用いただけます。子育てに関する相談の場としてだけでなく、親同士が気軽に交流できるコミュニティの場としても活用されており、年間1万人以上が訪れるなど、地域のつながりを育む大切な拠点となっています」と話します。

子育て支援センター『ざまりんのおうち “かがやき”』のイメージ
子育て支援センター『ざまりんのおうち “かがやき”』のイメージ

「ざまりんのおうち “かがやき”」では、子育てに関する相談も受け付け。子どもと遊んだり、親同士やアドバイザーとおしゃべりしたり、自由に過ごすことができる

座間市とともに地域コミュニケーションの場を生み出す

人と人、人とまちをつなぐ取り組みは、行政の協力もあり地域全体で活発に進められてきました。

2021年には、座間駅前に広場「ざまにわ」を開業。地域の憩いの場となっているほか、イベント会場など集いの場としても自由に利用することができます。さらに、開業に合わせて「ざまのま」と改称した駅前商業施設1階の共用スペースは、座間市の一般公募で名付けられたもので、こちらも地域交流やコミュ二ティづくりの場として活用されています。これらの取り組みが評価され、「ざまにわ」は2023年度の「グッドデザイン賞」を受賞するなど、ホシノタニ団地とともに人と人をつなぐという思いを体現する存在となっています。

広場「ざまにわ」のイメージ
photo by Kenya Chiba

緑あふれる「ざまにわ」では、近隣の園児たちが元気に走り回るなど、地域の方々や駅利用者の憩いの場となっています。

さらに、2022年には座間駅周辺にベンチを設置するクラウドファンディングプロジェクト「『ベンチ』がつなぐ、まちと人。小田急の新たな挑戦の第一歩を、皆さまと。」を実施。支援金を活用して、東西自由通路やホシノタニ団地など駅周辺にベンチ6台を設置するなど、駅前のにぎわいにひと役買っています。

駅前で交流できる場がもたらしたにぎわい

毎年、ホシノタニ団地をメイン会場として、イベント「ホシノタニマーケット」を開催しています。2025年10月で11回目を迎え、過去最多の42団体が出店しました。地域住民が自然に交流できる雰囲気づくりや、地域の魅力を再発見する機会として、地域のグルメや新鮮野菜の販売、陶芸体験などのワークショップを開催しています。地域住民を中心に、毎年1,000人ほどが来場し、大いににぎわいを見せており、団地の中だけでなく近隣エリアのお店や農家、住民の交流が図れることが喜ばれ、10年以上続く地域の祭りとして定着しています。

また、ホシノタニ団地内に構える「喫茶ランドリー ホシノタニ店」では、ワークショップや展覧会などが定期的に開催されており、地域の方々が気軽に集い、交流できる場として親しまれています。地元高校の美術部による作品展示なども行われており、世代を超えた人と人のつながりが生まれています。

ホシノタニマーケットのイメージ
喫茶ランドリー ホシノタニ店のイメージ

地域交流を深める場として定着した「ホシノタニマーケット」(写真左)。「喫茶ランドリー ホシノタニ店」(写真右)では、洗濯機をまわしたり、コーヒーを片手にひと息ついたりと自由にくつろぐことができる

山口さんは、今後の展望をこう話します。

「今年のホシノタニマーケット終了後には、団地内のスペースを『芝生ひろば』として整備し、地域の皆さんが自由に利用できる憩いの場として開放する予定です。今後は、この場所をイベントなどにも活用し、地域の皆さんが気軽に集い、交流を深められる場として育てていけたらと考えています。これからも、『ホシノタニ団地』や『ざまにわ』のポテンシャルを活かしながら、地域交流のさらなる活発化と駅前のにぎわい創出に貢献していきたいと思います。駅前のにぎわいと快適な住環境が共存できるよう、地域の皆さんと一緒に、より良いまちづくりを進めていきます」

※内容は取材時のものです。

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