みんなの地域やくらしのかんきょうを守るために、電車、駅、そして線路でいろいろな取り組みをしているよ。
								 
								
							 
						 
						
						
							環境にやさしい電車
							
							出典:国土交通省ホームページ
※数値は、2023年度のもの
							電気の多くは、石油などをもやす火力発電という方法で作られていますが、そのときにCO2(二酸化炭素)という地球によくないガスが発生します。
電車は電気を使って動きますが、多くの人を乗せることができるため、ひとりの人を1km運ぶのに出るCO2の量は自家用車のおよそ7分の1なので、かんきょうにやさしい乗り物といえます。
						 
						
							ロマンスカーの電気使用量の変化
							
								小田急線の電車は、少ない電気で動けるように進歩しています!
								 
							
							
						 
						
							電車で使用する電気が少なくなった主な理由
							
								電車のボディーを軽いそざいでつくったから
								 
							
							
							ロマンスカーはアルミ、通勤車両はステンレスの軽いそざいを使うことで、少ない電気使用量ですみます。
							
								VVVF インバータ制御装置を導入したから
								 
							
							
							スピードを上げるとき、電車のモーターへ送る電気をムダなく調整する装置です。
							
								回生ブレーキで発電するようになったから
								 
							
							
							ブレーキをかけたとき、モーターを発電機に切りかえ、発電した電気を架線にもどして他の電車が使用できるようにしています。
						 
						
						
							駅での取り組み
							自然光を活かした天井と光ダクト
							
							駅の天井を、太陽の光などを取り入れやすくすることで、昼間は照明などを消すようにしています。また、地下駅となった世田谷代田駅には、地上の光を地下まで取り入れる光ダクトを設置し、自然光でホームの一部を照らしています。
							太陽光発電システム
							
							駅の屋根などに太陽光発電パネルなどを取りつけて電気を作り出す、太陽光発電システムを取り入れています。作られた電気は自動券売機や駅の照明などに使っています。
							太陽光発電システム/東北沢・下北沢・世田谷代田・東海大学前・小田原・湘南台・
五月台・栗平・黒川・はるひ野・小田急永山・
小田急多摩センター
						 
						
							電車での取り組み
							防音車輪
							
							電車が、カーブを走るときに起こる「キィー」という音をおさえる防音車輪をすべての電車に使っています。
							低騒音型コンプレッサー
							
							ブレーキをかけるときなどに使うあっしゅく空気を作るコンプレッサーは、音の小さい低騒音型コンプレッサーを使っています。
						 
						
							線路での取り組み
							ロングレール
							
							線路で使うレールを長いもの(ロングレール)にすることで、レールの継ぎ目を少なくし、騒音や電車の揺れをへらしています。ななめの継ぎ目も工夫の一つです。
							防音壁
							
							電車の走る音などを吸い込む特別な材料でできているので、周りに聞こえる音を小さくしています。