電気

安全な鉄道運行を
守り続けるために
チーム一丸で
電気設備を
動かし続ける
「誇り」と「喜び」。

Profile

田村 峻也
(青森県出身)

高校は電気科。そこで学んだ知識を活かせる仕事を探すなかで鉄道の電気係員の仕事を知る。青森県から上京して2015年度に小田急電鉄入社。大野電気システム管理所に配属され、線路や駅の電気設備に係る業務を担っている。「何事にも真摯に取り組む姿勢」と「チームの一員として責任を持って行動する資質」は、子供のころから続けてきた野球を通じて培われた賜物である。

入社前の

父や祖父の姿から
感じていたカッコよさ。
やがて鉄道の仕事に
惹かれていった必然。

Q1鉄道会社を志望するようになった経緯を教えてください
父も祖父も交通関係の仕事をしていました。詳しい仕事内容までは知りませんが、家族のために毎日働くその姿にどこかカッコよさを感じていたのだと思います。自らの進路選択を考えるにあたり、気づけば自然と「自分も交通関係の仕事に就いて、人や社会の役に立ちたい」と考えるようになりました。鉄道業界に絞ったのは就職活動を始めてからです。鉄道であれば高校で勉強していた電気に関する知識を活かして成長できると思ったんです。
Q2地元を離れ、小田急電鉄への入社を決めた理由は何ですか?
青森で生まれ育ったこともあり、「小田急電鉄」という社名はもちろん、具体的にどんな会社・路線なのか、まったく知りませんでした。就職活動中に企業研究するなかで、新宿から多摩ニュータウン、湘南エリアや小田原・箱根まで広いエリアをカバーし、通勤・通学や観光の足としてたくさんの人々の暮らしを支えていることを知り、事業の社会的な意義と規模の大きさに魅力を感じたことが、小田急電鉄を志望した理由です。
Q3入社前にとくに準備したことはありますか?
まずは会社のことを知ろうと、路線図や駅名など基本的な情報は頭に入れておきました。土地勘がないだけに少し苦労することはありましたが、研修や業務に取り組むうえで不可欠なことですから頑張って勉強しましたね。あとは、それと並行して、高校3年間で学んだ電気の知識もしっかり復習しておきました。

入社後の

電気設備を機能させ続けるために
何よりも大切なのは
「チームワーク」。

日々の安全・安定的な鉄道運行を支える「電気設備」を止めることなく機能させ続けること、それが電気職種に求められる使命です。ここで私は電気係として、主に電車線路設備・電力設備の保守・点検を担っています。仕事には電気的な知識やさまざまな設備に関する知識が必要になります。また、現場での業務には研修では学べないようなカン・コツがあり、現場での作業経験を積み重ねていくことも大切です。そして安全な鉄道運行を支える使命は一人では達成することはできません。何よりも大切なのは「チームワーク」。世代の垣根を越えてチームメンバーと協力しあいながら、日々の業務に取り組んでいます。
これまでの仕事の中で特に印象に残っているのは、配属後に初めて経験した電車線の張替作業です。年に数回しかない大規模な作業で、数人で行う普段の点検とは違い、チーム全員が出動します。終電~始発までの約4時間の夜間作業で、限られた時間での作業ということもあり、1つのミスも許されません。培ってきたものが試される現場でした。無事に作業を終えて、始発電車が通った時の安心感と達成感を今でもよく覚えています。

電気・田村 峻也の1週間

※週に1~2回、夜間作業があります。

新たな業務を見据え、
電気のエキスパートとして
ステップアップしていきたい。

現在、電気係として現場作業に従事している私ですが、試験をクリアすれば「主任」というポジションに立つことができます。主任になれば、班の作業計画を立てたり、リーダーとして作業現場を指揮したり、チームの作業進行を管理する役割も担うようになります。電気のエキスパートとしてのキャリアを積み重ねながら、ステップアップしていく自分がすごく楽しみです。そのために、今は日々の業務に丁寧に向かい合いながら自分自身で学んでいくことはもちろん、経験豊富な先輩方との積極的なコミュニケーションを通じて知見を深めていくことを大切にしています。一つひとつの知識・経験を吸収し、自らの成長の糧にすることで、部下や後輩をはじめ、周囲からもっと頼られる存在になることを目標に日々努力を重ねています。

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