どなたにでも安心して鉄道をご利用いただけるよう、駅の段差解消や多目的トイレの設置などのバリアフリー化を推進しています。

設備概要

駅の段差解消

移動の支障となる段差を解消するため、エレベーターや車いす用スロープの設置を進めてきました。これまでに全70駅で改札口から各ホームまで段差なく移動できるようになっています。

エレベーター
エレベーター

多目的トイレ

車いすをご利用のお客さまやオストメイト※のお客さま、小さなお子さま連れのお客さまにも安心してご利用いただける「多目的トイレ」の設置を進めています。現在、全70駅のトイレが車いす・オストメイト対応になっています。

  • 人工肛門や人工ぼうこうをお持ちのお客さま
多目的トイレ
多目的トイレ

行先案内表示装置

全70駅に、行先案内表示装置の設置が完了しています。

行先案内表示装置(LED)
行先案内表示装置(LED)

異常時運行情報ディスプレイ

小田急線で運行異常が生じた際、最新状況や他社線への振替輸送経路などをご案内するもので、32駅46カ所に設置しています。

異常時運行情報ディスプレイ
異常時運行情報ディスプレイ

筆談器

耳の不自由なお客さまがご利用しやすいよう、全駅の改札口に筆談器を設置しています。

筆談器
筆談器

誘導チャイム、触知案内板

目の不自由なお客さまがご利用しやすいよう、すべての券売機に点字案内を備え付けているほか、改札口や券売機などの場所をご案内する「触知案内板」を全駅に設置しています。また、「誘導ブロック」や改札口の場所を音で知らせる「誘導チャイム」を全駅に設置しています。さらにホームから出口に通じる階段の位置を、鳥のさえずり音でお知らせする装置の設置を進めています。

サービス介助士

お身体の不自由なお客さまや高齢のお客さまの、歩行介助や車いすの介助など、電車の乗り降りや駅構内の移動を適切にお手伝いすることのできる知識、技能を習得した者に与えられる民間資格「サービス介助士」を取得した係員を配置しています。

サービス介助士
サービス介助士

LED・LCD(液晶ディスプレイ)表示器

下記の通勤車両・特急車両の車内ドア上部分に、LEDやLCD表示器を設置し、停車駅などの情報を文字で分かりやすくお知らせしています。また、下記の通勤車両のLCD表示器については2画面化を進めており、運行情報のほか、ニュースや沿線情報などについてもお知らせしています。

LED
LED
LCD
LCD
LED・LCD表示器設置車両
LED LCD
通勤車両 3000形(1〜3次車)、2000形、1000形(ワイド車、8両編成、10両編成)、8000形 5000形、4000形、3000形(4次車以降)、1000形リニューアル車
特急車両 MSE(60000形)、EXE・EXEα(30000形) GSE(70000形)

車いすスペース

下記の通勤車両・特急車両に車いすスペースを設置しています。

車いすスペース
車いすスペース
車いすスペース設置車両
通勤車両 5000形、4000形、3000形、2000形、1000形の一部、8000形
特急車両 全編成

非常通報装置

列車の運行中に急病人が生じた場合などに、乗務員に異常を知らせる非常通報装置を全車両に設置しています。また、下記の通勤車両・特急車両には、乗務員と直接通話することのできる「対話式非常通報装置」を備え付けています。

対話式非常通報装置
対話式非常通報装置
対話式非常通報装置設置車両
通勤車両 5000形、4000形、3000形、2000形、1000形の一部、8000形
特急車両 GSE(70000形)、MSE(60000形)、EXE・EXEα(30000形)

各駅設備一覧

小田急線各駅でご利用いただける設備のご案内です。

詳細は各駅設備一覧をご覧ください。

ホームと車両床面の段差・隙間縮小の整備状況

車いす等をご利用のお客さまが乗降しやすいよう、プラットホームの嵩上げ、車両床面の低床化およびプラットホーム先端部への転落防止ゴム(くし状ゴム)、可動ステップ等を整備することにより、可能な限りプラットホームと車両床面の段差・隙間の縮小を進めています。

くし状ゴム

対策済みの駅は、下記の通りです。
駅名をクリックすると詳細をご覧いただけます。

鉄道駅バリアフリー料金制度を活用したバリアフリー設備の整備計画・進捗に関する情報提供

当社では、2021年12月28日に創設された鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することとし、関東運輸局に料金設定ならびに整備等計画の届出を行いました。

鉄道駅バリアフリー料金制度に基づく当社の整備計画・整備実績・整備の進捗状況についてはこちらです。

【2022年度届出】バリアフリー整備・徴収計画

バリアフリー整備等実績

バリアフリー整備・徴収計画の進捗状況

移動等円滑化取組計画・報告書

当社の鉄道部門におけるバリアフリーに関する取り組みについて、移動等円滑化取組計画書・報告書(※1)を公表しております。
詳細は2024年度計画書(※2)をご覧ください。

前年度分報告書は、2023年度報告書(鉄道駅)2023年度報告書(鉄道車両)をご覧ください。

  • ※1 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律第9条の4および5の規定に基づき、公表しております。
  • ※2 内容に一部誤りがあったため、2024年7月8日に資料を更新しております。

東京都「鉄道駅バリアフリーに関する整備計画」

東京都の「鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方」に基づき、東京都内駅におけるホームドアの整備計画を公表いたします。
詳細は整備計画をご覧ください。