電気システム管理所のしごと
電気システム管理所は電気係員のいる職場です。
電車は、変電所から架線までの電気が、ひつようなだけきちんと送られてこなければ動くことができません。また、電車が走っているとき、信号機や踏切もきちんと作動していなければ安全に走行できません。そこで電気係員は、架線や変電所の点検をはじめ、踏切や信号機のじょうたいをかくにんして、悪いところがあったらすぐに直して、電車がいつも安全に走行できるための設備を守っています。
電車が安全に走れるよう、信号や架線の点検を定期的に行っているんだよ。
点検する設備
非常ボタンと特殊信号発光機
特殊信号発光機
踏切内で自動車が止まってしまったり、トラブルが起きたときなどに「非常ボタン」をおすと、「特殊信号発光機」の赤いランプが回転しながら光り、近づいてくる電車の運転士にキケンを知らせます。
踏切障害物検知装置
踏切が作動したとき、踏切の中に自動車などのしょうがい物がないかレーザー光線で検査し、しょうがい物などがあるときは自動で「特殊信号発光機」が動き、近づいてくる電車の運転士にキケンを知らせます。

D-ATS-P(自動列車停止装置)
このシステムは、電車同士がぶつからないよう、地上子から各電車にじょうほうをつたえ、ブレーキを自動的にかける装置です。さらに、駅の非常停止ボタンや踏切の非常ボタンがおされたときは、近づいてくる電車にキケンを知らせ、自動的にブレーキをかけることができます。
地上子(白色)
距離や制限速度などのじょうほうを電車につたえています。
地上子(緑色)
ホームがないところでドアをあけられないよう設置されています。
地上子(赤色)
電車が絶対に止まらなければならないところに設置されています。