司令所のしごと
司令所は司令員が活躍する職場です。
司令所には、運輸司令所と電気司令所があります。電車が時間通りに走っているかなど、小田急線すべての様子を見守っているのが運輸司令所の運輸司令員です。司令員は、事故などのトラブルが起きたとき、運転士や車掌と列車無線によってれんらくを取り合い、駅係員や電気・工務係員にそのじょうほうをつたえたりしています。また、すべての電車にしっかりと電気が送られているか見守っているのが電気司令所の電気司令員です。変電所でトラブルがあった場合は、すぐに電気係員に話して点検をおねがいするなど、電車に安定した電気を送れるよう監視しています。
電車にいじょうがあった場合などは、運転士や車掌と無線を使い、れんらくを取り合っているんだよ。
司令所の設備
列車運行パネル
運輸司令所
どの電車が何十秒おくれているかなど、全線の電車の動きがひと目で分かる大型のパネルです。このパネルで、おくれている電車をかくにんした場合には、列車無線でれんらくしたりします。
電気送電パネル
電気司令所
全線にどのくらいの電気が送られているかなど、電気の流れが分かるパネルです。どこかの変電所でトラブルがあって停電になったときなどは、近くの変電所から電気を送るよう切りかえたりします。

地震・気象情報監視システム
小田急線が走る地域の雨のりょうや川の水のりょう、風の強さ、地震の大きさなどをつねに監視しています。キケンな数値になると運輸司令員が、電車の速さをおそくして運転するなどの指令を出します。
踏切集中監視システム
踏切の様子を電気司令所のテレビ画面で見守ることができます。また、踏切の非常ボタンがおされたりした場合は、その踏切がすぐにうつし出され、何が起きたのか、たしかめることができます。