工務区、機械保線区のしごと
工務区、機械保線区は、保線係員の職場です。
毎日、電車がたくさん通りすぎる線路。もしその線路がゆがんでいたりしたときは、乗り心地が悪くなったり、電車が脱線してしまうなど大きな事故が起こることもあります。そこで保線係員は、レールやマクラギなどが正常かどうかを点検したり、電車の通過しないかぎられた時間内にバラスト(砕石)をつきかためるなどして、しっかりとした安全な線路にしています。
線路のじょうたいを点検したり、バラスト(砕石)をつきかためたりしているんだよ。
線路のしくみ
- レール:電車の車輪を乗せる部分です。1mあたり50㎏または60㎏の重さのレールを使用しています。
- マクラギ:レールを固定するものです。大部分はコンクリートせいのマクラギを使用しています。
- バラスト(砕石):マクラギをささえて揺れをおさえるクッション代わりとなって、乗り心地を良くしています。

標準ゲージ
線路の幅や傾きなどをかくにんするために使用します。
ATカート
緊急時の点検や終電後の作業で、線路を移動するときに使用します。