大野総合車両所、検車区のしごと
						
							大野総合車両所、検車区は整備士のいる職場です。
							大野総合車両所では、整備士が電車の車体と台車とを分け、モーターやドアなど、いろいろなきかいや部品を取り外し、バラバラにしてから検査や整備を行っています。こうしたバラバラにする検査は「全般検査」といい、それぞれ専門の整備士が細かくチェックし、悪いところを直したり、新しいものや再生品と取りかえたりしています。また、検車区では、全般検査とは別に、日ごろからドアやブレーキの検査などを検車係員が車庫線で行っています。
						 
						
							
							電車の部品を取り外して、一つ一つ、細かく点検・整備しているんだよ。
						 
						
							
						
						
						
							整備をするための設備
							大型クレーン
							
							電車の車体と台車とを分けるときに使うクレーンです。最大15tの重さまで持ち上げることができます。
							車輪旋盤
							
							電車が走るときの騒音を少なくするために、車輪を自動でけずり、きれいな円にします。
							回転試験機
							
							整備が終わった車輪を時速60kmの速さで回転させ、きちんと整備できたか、たしかめます。
							大型塗装場
							
							アイボリーホワイトの通勤電車やロマンスカーの車体に、自動で色をぬります。
						 
						
							
							フラット検出装置
							
							電車は急ブレーキをかけたときなど、車輪の回転が止まったままレールの上をすべるときがあります。すると車輪の一部がすりへってしまい、回転すると「カタ、カタ」と音が鳴ってしまいます。これをフラットといいます。そこで「フラット検出装置」によって、走っている電車の音や揺れからフラットのある電車を見つけて、早めに修理するようにしています。